「昨日は、チャンネル操作が難しかったなあ。ジャンプとスケート」
「そうですか。うちのテレビは裏番組も同時に並べて見られるんで…」
「それはうらやましい」
前日の夜、高梨沙羅の出る女子ジャンプと高木美帆の出る女子1500メートルが同時進行していました。日本人が出るのを待ちながら、二つのチャンネルを行ったり来たり。
(おいおい!)
なんと、高梨の一回目のジャンプと高木のレースがどんぴしゃりで重なりました。
結果は高木が見事銀メダル。数日前の3000メートルでメダルを逃した悔しさを晴らしました。もちろん、金を狙っていたはずなので、本人は悔しかったでしょう。
一方、高梨は一回目のジャンプで3位につけた。少し前は常勝の高梨でしたが、オリンピック直前になって、ドイツとノルウェーの選手が調子を上げ、勝てなくなっていた。前回のオリンピックでやはり本命と言われながらメダルを逃したので、今回は雪辱戦。
2回目のジャンプは、すでにスケートが終わっていたので、ゆっくりと観戦できました。
1回目の成績の順番に飛ぶので、高梨は最後から三番目。
緊張の面持ちから飛び出した高梨は、それまでのトップのラインを大きく越える大ジャンプ。この時点てトップにつけると同時に、メダルを確定。大きくガッツポーズをして、ゴーグルの内側からも満面の笑みが見えました。
結果的に、そのあとの二人が高梨を上回り、銅メダルでしたが、これは実力だから仕方ない。でも4年前にとれなかったメダルをとり、とても嬉しそうでした。
「高梨、メダルとれてよかったよね」
「なんか、散々叩かれてたからね」
「そうなの?」
「お化粧にうつつを抜かしてるから勝てないとか、ベンツなんて身分不相応だとか」
よく知らなかったので、後でネットで調べると、週刊誌やネットでいろんなことを言われていたようです。
でも、年頃の女性がお化粧するのは当たり前だし、自分で稼いだお金で何を買おうが勝手だと思いますけどね。
2回目のジャンプの順番が最後から3番目というのはよかった。もし最後だったとして、直前の二人が先に大ジャンプを飛んでいたとしたら、自分が最後に飛んで着地の瞬間に「金がダメだった」とわかってしまいます。今回、会心のジャンプでメダル確定、もしかしたら金や銀が狙えるかも、という気持ちで着地できたので、ガッツポーズも出たし、迎えに出た伊藤選手とも抱き合って喜び合えたのでしょう。
高梨選手は「4年後の金を目指す」と言っていますが、もしまたバッシングを受けるようなら、そんなに無理することはない、と思います。
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