犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ハラール・レストラン、アパカバル

2018-02-13 00:01:00 | 大阪暮らし

 高田馬場のミャンマー・レストランに、「ミンガラーバー」というのがあります。ミャンマー語の意味は、「こんにちは」。

 最近行った、大阪のインドネシア・レストランが「アパカバル」。これはインドネシア語で「お元気ですか?」。あいさつを店名にするところが似ています。

 大阪のインドネシア・レストランをネットで検索すると、5個所出てきます。

 私はそのすべてに行ってみましたが、行った順番で、

バグース(すばらしい)」(中津)

ハッピーバリ」(東三国)

カフェ・ビンタン(星のカフェ)」(心斎橋)

ウブドスチ(聖なるウブド)」(心斎橋)

 そして、この「アパカパル」は西梅田にあります。

 斬新なデザインの梅田スカイビルのそば、やや奥まった所にある、こぢんまりしたお店です。

 「アパカバル」は、ハラール・レストラン。すなわちイスラム教で許されたメニューを出す店です。豚肉は御法度。そのほかの肉も、イスラム教徒が、お祈りの言葉を言いながら殺したものでなければいけないんだとか。アルコールも駄目で、調味料も、アルコールを含む醸造のものは使わないとのことです。

 上記のインドネシア・レストランのうち、ハラール・レストランはバグース、カフェ・ビンタン、アパカバルの三つだけ。ほかの二つはインドネシア料理とはいっても、バリ料理ですから、ハラールではない。バリ島は、イスラム教ではなくてバリ・ヒンドゥー教なのですね。

 ただし、どのハラールの店にも、日本人用でしょうか、ビールとアラックというココナツのお酒があります。

 私は、ナシ・チャンプール(Nasi Campur)という、インドネシアのおかずの盛り合わせを頼みました。インドネシア料理は、タイ料理に比べるとパンチに欠けますが、テンペ(インドネシアの納豆)、牛肉のシチュー、インドネシア風焼き鳥などはどれもおいしかったです。

 店はインドネシア人と日本人の二人でやっていて、日本人の方にいろいろ話を聞きました。もともとバリ料理の勉強をしていたが、今はハラール・レストランにいること。お客さんにムスリムが多いので、プレイヤー・スペース(お祈りの場所)を設けていること。梅田スカイビルに来るムスリムの観光客に期待しているけれども、まだあまり知られていない、などということもお聞きしました。

 バグースに比べると、駅から遠いので、頻繁には来られないと思いますが。


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