韓国便り～謹弔崇礼門

　焼け落ちた南大門を見物に行くと，肝心の南大門はシートで囲まれて見られなかったそうですが，そこで市民団体がビラを配っていたのを持ち帰ってきた。

謹弔 崇礼門

対策なき開放政策，崇礼門が焼けた。
開放政策の責任者，李明博は謝罪しろ。

　６１０年間，民族の自尊心であり国家の象徴であった崇礼門が，一夜にして灰塵に帰してしまった瞬間，市民が泣き，国民が泣き，国全体が泣き崩れました。

　ああ…　私たちはこの惨憺たる悲しい現実を前にして，目の前で失われて行った私たちの高貴な文化遺産の前で，ろうそくを捧げないわけにはいきません。

　壬辰倭乱，丙子胡乱，日帝時代，韓国戦争を経ながらも持ちこたえてきた崇礼門が，われわれの世代に来て焼けてしまいました。

　責任を追及する前に，われわれみな罪人になった心を持たなければなりません。

　先祖たちが血を流し，身を捧げて守ってきたわれわれの魂が，一つまた一つ燃えていき，灰になってしまいました。

　死の際で叫んだ崇礼門のメッセージを，全国民は胸に刻まなければならないでしょう。

「ソウル市が文化財庁の反対にもかかわらず，国宝第一号崇礼門（南大門）についてしっかりした文化財防災施設を整備しないまま，なし崩しに南大門を開放したことがわかった」（中央日報２月１１日）

　崇礼門の市民への開放は，李明博の開放政策（展示行政）の典型例です。

　ソウル市，中区庁，文化財庁，ソウル市消防本部にも責任が少ないとは言えませんが，崇礼門を今のような管理状態においた李明博当選者に，いちばん大きな責任があります。

　このように悲しくも凄惨な現実の前で，国民の募金をうんぬんするこの人物が，はたしてわれわれの指導者なのでしょうか。この人物の考えは本当に２ＭＢにしかならないのでしょうか。崇礼門のどこが「恵まれない人たち」なのでしょうか。

　無責任な展示行政の責任者をこんなふうに放っておいて，崇礼門をあの世に送りだすことはできません。

　崇礼門のお葬式を執り行う前に，必ずや李明博の国民に対する公式謝罪を強力に要求し，国民に納得のできる反省が示されないとき，李明博反対闘争はもっと熾烈に展開されるであろうことを約束いたします。

　崇礼門をこのように送りだしていいものでしょうか。みなさんが先頭に立って葬式を準備してくださることを訴えます。私たちが支持し，支援します。これ以上，国民から離れないでください。

●参考人キム・キョンジュンは８９時間，被疑者李明博は３時間…　大韓民国ではこれが公正な捜査なのか？
●なし崩しで発生した南大門全焼，なし崩しで進む政府組織改編案。李明博は錯覚するな。この国は国民のものだ。これ以上国民を混乱させるな。
●仁川から釜山まで船に乗って２８時間，狂信徒のような大運河論議を即刻中断せよ。
●大韓民国の教育哲学が「英語ができること」なのか。事大主義的発想の英語没入式教育を即刻中断せよ。
●崇礼門展示行政を行ったのはいつだ。今になって国民募金か。李明博は謝罪しろ。
●…サムスンが遮断壁をなぜ無料で支援するのか。焼け落ちた崇礼門も大韓民国の宝物だ。ゴミを捨てるようなことをするな。国民は許さないぞ。

２００８年２月２３日アンチ李明博カフェ会員一同

　アンチ李明博カフェが何者なのかはわかりません。盧武鉉支持派の残党でしょうか。