写真:カンジャンケジャン(ワタリガニ醤油漬け)
二日目の夜ご飯は、現地メンバーが多かったので、サムギョプサル(豚バラ)とプデチゲ(部隊鍋)の店に行きました。
牛肉は高いですからね。
プデチゲは、朝鮮戦争後、韓国に駐留していた米軍部隊の周辺で発生したB級グルメ。米軍から横流しされたSPAMと、キムチ、それに日本で発明されたインスタントラーメンをごった煮にしたもの。
厚切りサムギョプサル
今回出てきたプデチゲには、SPAMはなく、ハム、ソーセージ、それにチーズが入っていました。時代によって、少しずつ変化しているようです。
「サンナクチもあるんだね。それも追加しよう」
サンナクチというのは、生きたイイダコ。生きているので、ぶつ切りにされても動いています。口に入れると、吸盤が舌や上あごに吸い付いたりする。その感触を楽しむのですね。
ビールの後ろにあるのが部隊鍋
ビール、焼酎、百歳酒など、けっこう飲んだのに、割り勘して30000ウォンほどというのはリーズナブルです。
三日目の夜は、現地駐在員に付き合っていただきました。
「食べたいものありますか」
「そうですね。カンジャンケジャンが食べられると嬉しいんですが」
「日本から来る人は、みなそういいますね。わかりました」
カンジャンケジャンは日本にも進出していて、大阪にいたとき、「プロカンジャンケジャン」ができましたが、驚くほど高かったので行きませんでした。 プロカンジャンケジャンは、新沙洞(シンサドン)にあった店。
プロカンジャンケジャン
5年前に「無限(ムハン)リピル」(食べ放題)の店があって、安さに感動したことがあります。しかし、仁寺洞(インサドン)にあったその店は閉店したとのこと。
韓国便り~ワタリガニ無限リフィル
駐在員が予約してくれた店に行くと、中年女性の従業員が見事な日本語で迎えてくれました。そのあとに出てきた男性も、他の女性店員も日本語がペラペラ。敬語も完ぺきに使いこなしています。たぶん、「日本語堪能」が採用条件なんでしょう。
(昨日のプデチゲの店の従業員は、ベトナム人が多かったなあ)
お客さんは、半数以上が日本人のようです。
駐在員は、2週間ほど前に食べたということで、6人いたのにカンジャンケジャンは5人分。それに、ヘムルジョン(韓国風海鮮お好み焼き)、ユッケを2つずつ頼みました。
ケ(カニ)は大振りで、以前行った「食べ放題」の店と質が違うことが一目でわかりました。
特にカニの殻の上でご飯とカニ味噌をビビンバにして食べるケアルビビンパは絶品でした。
ユッケも、日本では食べられない(O157食中毒事件以来、日本では販売禁止になっています)ので、久しぶりに食べました。
(店も立派だし、酒もたくさん飲んだし、けっこう高いだろうなあ)
日本からの出張者4人は60000ウォン(7000円弱)ずつ徴収されましたが、それで収まるはずがない。きっと、駐在員(2人)が多めに出してくれたのでしょう。
ありがたいことです。
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