ジャカルタはバンコクに劣らない渋滞のメッカ。 順調なら15分で行ける距離が,込み具合によって1時間以上かかったりするそうです。 ソウルも10年前の渋滞はひどかったですが,地下鉄が次々と開通して,今はある程度解消された。バンコクは,モノレールと地下鉄ができたものの,まだ焼け石に水。 ジャカルタには地下鉄の計画はないそうです。そのかわりにできたのが,「高速バス」。専用レーンが確保されているのでスムー . . . 本文を読む
これまでバンコクにはちょくちょく行きましたが,ジャカルタ出張は初めて。 ジャカルタは今,雨季です。 飛行機が空港に着いたときも,上空は厚い雲に覆われていて,着陸態勢に入っても視界がきかず,あきらめること数回。30分ぐらい延着しました。 さらに,着陸したあともピカピカゴロゴロで,ドアを開ける許可がおりない。なんでも,少しまえに,デッキに落雷するという事故があったそうで,雷がやむのを待たなければなら . . . 本文を読む
韓国語で下着のことをソゴッ 속옷 といいます。 ソク(なか)と,オッ(服)の合成語で,中に着る服,つまり下着です。 これは韓国の固有語ですが,漢字語で言えば,ネーウィ 내의 (内衣)。意味は同じです。 似た言葉に,ハウィ 하의 (下衣)というのがありますが,これは下半身にはくもの,つまりズボンやスカートのことで, . . . 本文を読む
韓国のスーパーに日本人出張者を連れていって受けるのは,お菓子のコピー商品。日本のテレビでも特集されたそうで,いまやかなり知られてきたのかもしれません。 私が韓国に赴任してすぐ,ある語学学校の韓国語コースに登録しました(2~3回出ただけで,忙しくなって辞めてしまいましたが)。 そこには何人かの日本人駐在員がいて,授業のあとで飲みにいくこともありました。 その中にある製薬・食品会社の駐在員がいた。 . . . 本文を読む
韓国の技術力は,いまや相当のものです。 半導体はサムスンが世界一,造船も日本を追い抜いた。鉄鋼もしかり。 しかし,そのような先端技術,巨大技術ではなく,ささいな技術がまだまだです。 たとえば,お菓子の包み紙。 日本は「あけ口」などの表示があって,実に気持ちよく包み紙をやぶることができる。しかし,韓国の場合,実に破れにくい包み紙があり,いろいろな力を込めているうちに中のお菓子の形がくずれちゃったり . . . 本文を読む
大阪に出張すると,コンビニでインスタントコーヒーを買います。 紙コップにスティック状のコーヒー,砂糖,クリームが入っているものを,ホテルの部屋のポットの湯で飲みます。2杯用,3杯用…とあって,その分料金が高くなる。 先日,1杯用というのを初めて見ました。 1杯なのに値段は2杯と同じ。詐欺ではないか,と思ってよく見ると,これはインスタントではなく「ドリップ式」でした。割高ですが,味は断然いい。これ . . . 本文を読む
うちの長女は体育会系です。 中学3年までソウルの日本人学校に通っていたため,日本の普通の中学校に通っている友達が,「部活」のことを楽しそうに話しているのが羨ましかったようです。 ソウルの日本人学校は,規模が小さく,全校(幼小中)で400人以下。上に行くほど先細りになり,中学3年は10人ぐらい。帰りはバスで集団下校なので,部活の時間がない。 そこで,日本に帰り,高校に入ったとき,学校でいちばんきつ . . . 本文を読む
私も「若者用語」が気になるような歳になってしまいました。 特に,10年以上,日本を離れ,テレビといえばNHKしか見ていなかったせいか,若者たちの使う新しい表現が耳に障ります。 その一つが「~系」という表現。アキバ系癒し系和み系…。 用法が耳新しいだけでなく,言葉そのものが意味不明。 私の知っている「~系」の用法といえば…。銀河系,太陽系,生態系文科系,理科系,マスコミ系日系(アメリカ人)… しい . . . 本文を読む
韓国語を日本語に訳すとき,うっかり韓国式漢字語を使ってしまうことがあります。 その一つが「選好」。ソヌホ。 「複数の選択肢の中で,一つのものを好む」といった意味です。漢字を見ても意味がわかりやすいし,日本語にもあるような気がして,よく使ってしまっていたのですが,改めて日本の辞書を引いてみると,ウェブの大辞泉にも,新明解国語辞典にも出ていない。かろうじて大辞林にはありましたが,一般には使われない言 . . . 本文を読む
生まれも育ちも東京の私は,今まであまり大阪に縁がなかった。 このところ,週一回は大阪に出張するようになり,大阪の言葉,文化にだんだん馴染んできました。 よく指摘されることですが,東京と大阪ではエスカレーターの乗り方が違う。東京は左側に立って,右側はせっかちな人のために空ける。大阪はその逆。最初は私も少しとまどいました。 ところで最近,韓国の新聞にこんな記事が出た。 東京と大阪の間に違いが生じた原 . . . 本文を読む
ホットドッグの語源は,最初,犬肉を使っていたからです(嘘です)。 調べてみたら,形が「ダックスフント」に似ていたからだそうですね。でも,2002年の日韓共催ワールドカップのとき,犬肉を使ったハンバーガーの試食会を開いたことが,新聞に報道されました(→リンク)。 88オリンピックのとき,ブリジッド・バルドーはじめ愛犬団体から抗議を受けて,補身湯のお店が裏通りに追い込まれた二の舞にならないように,愛 . . . 本文を読む
35歳になると,人間ドックでの検診が義務化されます。 私は35歳で渡韓したので,初めての人間ドックを韓国の病院で受けました。駐在員の中には,言葉の問題もあって,また外国の病院は信用ならんということで,帰国の折に日本で受ける人もいます。私の場合,健康にさしたる不安がなかったこともあって,韓国で受けることに抵抗はありませんでした。 最初は明洞のペク(白)病院で,途中から当時韓国で最高といわれていた三 . . . 本文を読む
金星版『国語大辞典』の天下が続くかと思われた韓国辞書界に,国家の肝入りの大型辞典が登場しました。 1999年に東亜出版社から刊行された『標準国語大辞典』(全3巻)です。出版社は東亜ですが,編纂は国立国語院。日本の国立国語研究所にあたる国家機関です。 ときの文化観光部長官(大臣)が10月9日の「ハングルの日」に書いた発刊の辞には、「今年(1999年)は政府樹立51年目だ。世宗大王がハングルを創製さ . . . 本文を読む
唐突ですが,今,一緒に仕事をしているタイの女性は天才です。 どう天才かというと…。 食事をしながら,ちょっとした昔話をしていたとき,「20年前っていったら私,まだ大学生でした」とおっしゃる。(???) 聞いていた歳と計算が合わないぞ。 追及すると,彼女は幼児,神童だったらしく,8カ月でしゃべり始め,2歳台で本を読み始めた(あの難しいタイ文字を!)。 そして,4歳で小学校に入学。 神童が長ずるにつ . . . 本文を読む
11年前,私が韓国に赴任したとき,世はまだケータイ時代を迎えておらず,ピピ(ポケベル)が一世を風靡していました。ソウルの街のここそこで,ピッピ,ピッピと音がしていた。 実は,私は日本でも韓国でもポケベルというものを使ったことがないのですが,もともとかけ直してほしい電話番号を連絡するものだったのが,数字に託していろいろなメッセージを送るようになったらしい。 発音が類似している番号の組み合わせを特定 . . . 本文を読む