コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

政令指定都市PTA情報交換会 横浜大会 1

2013-09-27 12:34:01 | PTA

政令指定都市PTA情報交換会 横浜大会に参加してきました。
二日間の大会です。

過去参加した日P大会や近P大会は研究大会と言う意味合いで、事例報告、パネルディスカッション、基調講演を「聞く」という部分が大きかったのですが、こちらは情報交換会ということで、京都市の代表として、市のPTA活動情報を話す機会もあります。

初日、全体での開会式の後、私が参加したのは第2分科会で、テーマは「研修・研究活動」

事前に各政令指定都市PTAから回収したアンケート結果の報告があり、その後は4つのテーブルに分かれてのグループワークとなります。

ここで政令指定都市PTAについて少し説明しますと、日本PTAに各都道府県のPTAが参加しているのですが、都道府県とは別に政令指定都市として独立して参加している都市が13あります。
京都市を例に挙げますと、京都府PTAがあり各都市や郡部のPTAが底に所属しますが、京都市だけは京都府とは別の組織として日本PTAに直接参加しています。
亀岡市PTAや舞鶴市PTAなど、それぞれで活動しながら京都府PTAに所属している、つまり「京都府PTAの中の亀岡市PTA」となるのですが、京都市PTAは「京都府PTAの中の京都市ではない」ということですね。
ややこしいのは、政令指定都市によっては「その県PTAの中の都市PTA」という形をとっているところがあります。
で、現在政令指定都市として、都道府県から独立して活動している政令指定都市PTAは13都市あります。

と、わざわざこの説明をしたのは、今回同じグループでワークをしたのは8名。
つまり、ご一緒できなかった都市の方も居られたんですね。
大人数でも全部の都市の方と情報交換する方法と、少人数でできるだけ発言時間を確保する方法と、どちらもメリットデメリットがあるので運営としては難しいことです。


グループワークは、メインコーディネーターさんの指示に従い、各テーブルの進行役が進めていく方式で、ポストイットに情報を書いて提示しあうKJ法を元に進みました。

「各都市で行われた独特の研修」を出し合い、分野別にまとめ、次に「こういう研修をしてみたい」を出し合い、また分野別にまとめる。
最後にダイヤモンド型に用意されたパネルに、上位3分野、下位3分野、その他4分野にわけて張り出し、上位3分野について各テーブルがスピーチする。
さすがに、地元では単位PTAの会長・役員をこなし、さらには市Pでも役職を担われて居られる方の集まりです。
簡潔に各話題のポイント・重要性・問題点を出し合います。

私のグループでえらばれた上位3つ
ケータイ・スマホ問題やLineなどで起こっている子どもを巡るトラブルに対応するための情報共有や、日々進化することに対して常に新しい学びを必要とするということで「広報・IT」
変化する入試制度や、身近な問題としての「家庭教育」
震災や環境問題への取り組みとして「防災」

面白いのは、現状で多く研修会がもたれている「組織・運営」よりも、話題とはしては少なかったのに上位を選ぶ時点で「防災」が上がってきたこと。
単なるアンケートだと数の多いものがピックアップされますが、話し合っているうちに「大事だよねぇ」と共有認識されていく過程がある面白さですね。

また、グループによってそれぞれ違う動きがあるのも面白い要因ですね。
話し合うことでひとつの方向に行く動きと、それぞれの考え方があってOKという動きが起こる。
単なる情報交換ではなく、ブレーンストーミング手法の面白さを再認識しました。


この日までまったく顔を合わせたことの無いメンバーが、ほんの数時間で深いところまで話し合える。
日本全国のPTAとなると、かなり環境・課題・意識に幅がありますが、政令指定都市同士というある程度共有できるところから話が出来る意味もあったと思います。


1日目の夕方からは交流会がありましたが、こちらは閉ざされた世界(?)ということで、レポートはせずに、次回は二日目の全体会について。