逐語録は先週のT(α)さんとT(β)さんが役割交代。逐語を聞いていると多くの場合は、理想とする自分と現実の自分の差で葛藤されることを感じるのですが、今回は相反する二つの思い、出来事に対し自分の意見を言うか言わないか。どちらにも理由があるから決めきれないというパターン。
理想のある時は、聞いているうちにクライアントの中で理想と現実に気付いていく動くきが見えてきて、クライアントの「自分はこうしたい」ということがはっきりしてくるように思われる。が、今回はそこまでいくには時間が足りないように思う。ただ、二つの思いに困惑しているという気付きに至る様子がよくわかって、勉強になった。
こういう時、気付きを待つのか、少し背中を押してあげてもいいのか、これからの経験で感じていきたい。
実践は、逐語録でクライアント役のT(α)さんとペア。最初、話させてもらって、最近の出来事を通しての嬉しい気持ちを話した。受けとめてもらっている感じがさらに拍車をかけて、好きに話したので、「うらやましい」とまで言われてしまった。それがまた嬉しかったりして。
交代して聞かせてもらったのは、逐語録とったころから変わってきて、「前向きな私」という話。話としては「普段いかにだらけているか」という事を話されるのだが、だからこそ「前向きに行こう」という思いが伝わってくる。主題がはっきり伝わってくると、流れがぶれずに聞かせもらえる。
毎週の研修を通して、聞き手であるとともに、話し手としても、育ててもらっている。