コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

仙台PTAフェスティバル 2013

2013-11-13 15:01:52 | PTA

前回のエントリーから、PTAの様々な研修・イベントや、カウンセリングの学びも大きく動く中、書き込む時間の確保がままならず悶々としております。
なにもかしこまって書かずとも、気軽にちょっとづつ…と毎回思いながら、そうもできない性格。

そこで、順番は前後しようと、書ける時に書けることを。

先週末、仙台のPTAフェスティバルに参加してきました。

1昨年は参加してきた方の言葉に感じるものがあり、
昨年は被災地視察もして体感してきました。

「遠いところでのお話」(2011年)

「仙台訪問(PTAフェスティバル)1」(2012年)

「仙台訪問(PTAフェスティバル)2」

「仙台訪問(PTAフェスティバル)3」

今年は他の予定と重なり、そちらを済ませて夜に到着。
夜なので海との境がわからないけれど、飛行機の中から見た仙台空港の周りはかなり暗い。
以前も書いた、防波堤の役割をした高速道路の奥側は生活の光があふれているけれど、海側は時折走る車のヘッドライト以外、街灯や生活の光はなく、漆黒に包まれている。
視察に行った仲間によると、津波でさらわれた地区はまだ整備段階だそうだ。


荒れる天気が予想される中での仙台PTAフェスティバル、今年は第10回。
京都市PTA連絡協議会は今年も「万華鏡づくり」での参加
イベントで屋台などのブースを出しているPTAや団体はとても元気に見える。
訪れる子どもたちも笑顔であふれてる。
「あぁ、元気が戻ってきたんだ」と思っていた。

しかし、万華鏡づくりに来てくれた一人の少女の様子が心に残る。

親に促されて席に着くがあまり乗り気じゃない。
私の横で作業していた少し声の大きい方が(別に怒鳴ってはいないが)少し大きな声で話すとビクッとする。
お母さんが一緒に作業しながら、肩越しに手を伸ばすと身構えて固まる。

そう、音や急に視覚に飛び込んでくるものに反応してしまっている…そんな感じだ。

彼女が地震や津波にどのように遭遇したのかはわからない。
彼女のような子がまだまだいることも想像できる。
このようなイベントにすら出向くことが出来ない子もいるのだろう。


土地や建物などの復興もまだまだだが、こういう子が独りでもいるということが、「震災後」はまだまだ終わっていないことを感じさせる。


「元気でがんばってます」
このこともお伝えすべきことだろうが、
「どうかわすれないでいてください」
いろんな方から託されたこのメッセージを伝え続けるのが、今回訪問させていただいた私の役目でもある。

 

最後に、この万華鏡づくりで京都のこどもやPTAからのメッセージを持っていったが、ひとりの子がぜひ「お返事したいんですけど」といってきてくれた。
「幼稚園や支援学校の子どもたちが一杯メッセージをくれたよ」と伝えると、「じゃぁひらがながいいですね」と配慮も添えて。
たかがイベントかもしれないけれど、つながっているものは確かに有る。