コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

コトバヲツグムモノ

2022-09-29 00:01:24 | 真宗カウンセリング
ネット上の友人たちから訃報の話題が届く
渦中の方とはいろいろ関わりはあるのだが、直接的な情報は届かない
杞憂であってほしいが、断片的な情報を懸案すると...心がざわつく


私にとって大きなきっかけを与えてくださったおひとり
仏教面でも、カウンセリング面でも、まぎれもない師である
さらにはそういうご縁から仲人をお願いした方でもある


物腰優しく、多くの方にとって「受け止めてくださる」存在であった
その一方で、私を信頼してくださり、師の赤裸々な悩みを聞かせてもらう関係でもあった


しかし、とある事件に巻き込まれたことで、師にも迷惑をかけることになった
本来なら、私が一番相談させていただく存在だったのに、トラブル当事者との関係性や、私が相談を受ける立場だったことから、「心配をかけたくない」という遠慮が勝り、師に対しても口を閉ざすことになってしまった
いや、口だけでなく、心を閉ざしてしまった


遠慮なくご相談させていただいたら、むしろ喜んでくださっただろうことは今ならわかる
しかし、師の体調や心身面を勝手に「慮った」まま、数年が過ぎていた


「私が相談を受ける立場を継続できていたら、心身を健やかにお過ごしいただけたんじゃないだろうか」
後悔は後悔を呼び、思いは師との関係を壊す元凶となった事件の当事者に向いてしまう


「守秘義務」の十字架を背負わされた鍵のかかった心は、唯一の開く機会をなくしてしまった気がする




仏教、心理の二つの柱を通じ、私を慕ってくれた若者と、私を導いてくださった師との別れ


一番近くにいたのを知っている人は多くいるはずなのに、一番遠ざけられてしまっている


数年間の隔たりはもう戻らない




もし、仏教面、心理カウンセリング面で、いろんな当事者と全く縁のない方で、その双方のマインドを持った方と出会えたら、唯一「心を開く」ことができるのかもしれない
それまでは「コトバヲツグムモノ」であり続けるのだろう


過去ログ見てみたら、ブログタイトルを変えたのが2016年年末


「フライングでリフレッシュ」

もう5年以上、昇華できないものを抱えたまま、さらなる重荷を抱えてしまいました


先生ごめんなさい
先生ありがとうございました



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