久々に親子コミュニケーションの話題
先日見かけたちょっといい光景。
ショッピングセンターで2歳くらい男の子が展示台をけっていた。
そういう乱暴な光景を見ると「きっと親が普段乱暴な言動をしてるんだろうな」と勝手に想像していた。
ちょっとすると後ろから「けっちゃ駄目」と母親が寄ってくる。
「きっと怒ったり、命令口調で”駄目”を押し付けるんだろうな」と思っていたら、お母さんはすっとしゃがんで「けられたら痛いんだよ」と一言。
子どもと同じ目線で、やさしく教える。
子どもが反応すると笑顔で受け止めて、手をつないで歩いていく。
ほんの些細な情景ですが、うれしい気分になりました。
目の前の出来事として、叩いたりして痛みで「駄目」だと覚えさせる方法もあるでしょう。
大きな声で恫喝して「繰り返さない」ようにしつける方法もあるでしょう。
でも私は、時間はかかってもわかってもらうことが大事だと思ってます。
もしかしたら、子どもは同じことを繰り返すかもしれない。
そういうときでも「前にも言ったでしょ」ではなくて、そのときの出来事に対してもう一度「教える」
時間もかかるし、何度も何度もかける根気が必要かもしれません。
親の側もそうそう余裕はないかもしれません。
でもこの関わり方は、そのつどつどの出来事に対してだけではなく、親子のコミュニケーションを積み重ねていくことが出来るんだと思います。
いきなり話題は飛ぶかもしれませんが、ニートの問題や自死を選ぶ人に関わっている(困っている)方々の話を聞く機会が何度かありました。
そういうときに良く出てくる言葉が「もう少し関わっていれば…」という。
直接的に何かを聞いたりしたりすることではなく、”関わり”を問題にされます。
それは一瞬の出来事で出来上がるものではなく、時間をかけて積み重ねていくものです。
(関わりが壊れるのは一瞬でできますが)
昨年まで受けていた保育園の保護者会から離れ、ちょっと「親子コミュニケーション
」の話題が減りがちでしたが、4月からまた新しい関わりを請け負うことになりそうです。
親子問題で悩んでいる方々と出会う機会が増えれば、またこういう話題が増えてくるかもしれませんね。
44-ほめること
43-こけてもいいよ
42-追い込む言葉
41-会話と言語発達
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