コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

京都支部学習会 7月

2010-07-30 06:51:04 | 「聞き方・伝え方」学習会

先日の日曜日は「聞き方・伝え方」学習会でした。
久々の日曜開催でしたが、前週に大きな行事があったり、地方でも行事があったりした影響か少な目の参加者。
その分、今回も濃い学習会になりましたね。

まずはいつもどおり、2分間の黙想と分かち合い。

予定してたワークもあったんですが、その前段階での「一致・不一致」の説明で、みなさんの反応が思いのほか盛り上がったんで、流れに任せてエンカウンター的に楽に進めていきました。
放っておいても他の人の発言に影響を受け、自分自身を探りながら言葉にしていく様は、まさにこの学習会で目指してきた「相手を尊重する関わり合い」の姿でしたから、指示的にすすめるワークは必要ないなって感じで。

ちょうど、先週の水曜日にあった「真カ研月例会」(後日アップします)での学びがちょうどこの「一致」に関することだったので、私も一番心動かされてた話題だったこともあるでしょう。
そのまま最後まで進みかねないエネルギーにあふれてました。
(雑談に流れていくのもご愛嬌で…)

まぁ、せっかくの学習会なので、ちょっと休憩を入れて「聞き手・話し手」の実践を。
私以外で4名なので、二人組みを二つ。
私が両方の傍観者役で。

久々なんで、ついつい「聞き手」に徹しきれない方も居られたり、逆に「聞き手」に徹しようと力が入ってるという方も居られたりしましたが、そういうことも「傍観」していた私が分かち合いで指摘する前に、それぞれの振り返りで「こういう私だった」と内省されています。
またその内省をしっかりと言葉にして、発言される姿があります。

継続していくということはすごいことなんだなと実感できます。

8月は学習会の枠で「講習会のおさらい会」をしますので、「聞き方・伝え方」学習会は9月に。
日時はまだ未確定なので、決まればお知らせしますね。
その代わり、8月には広島でのワークショップがありますから、ぜひご参加を。


ミニカン研修会 終了

2010-07-25 08:47:58 | ミニカウンセリング
暑い日が続きます。
昼間に暑さでバテ、夜も仕事で出ることがあったりすると、なんかゆっくり寝ている気がしません。
時間を考えれば十分な睡眠はとってるとは思いますが、生活時間の混乱は身体に負担を与えているかもしれませんね。
寝床に入っても指先の痺れなどが気になって寝付けなかったりもします。
身体からのSOSをじっくり聞いてみないとな…なんて思ってます。
(思ってるだけでいたわっていないのがまずいんですが)

このブログもずいぶんサボりがちです。
ミニカン研修会も、5回目まではアップしましたがその後途絶えてます。
そのまま、全10回が終了し、打ち上げも終わってます。
ミニカンが火曜で、その火曜・水曜と深夜の仕事が続くので、ついつい書き込むモチベーションが萎えてしまってました。

じゃあ、モチベーションがあがらないことだけが書き込まない原因か?というとそうではありません。
ミニカンはとてもすばらしく大事な時間でしたし、今のわたしに大きな意味があります。
毎回触れ合う、カウンセラー・クライエントの関わりの中で、相手のパーソナリティに影響を受けることもあれば、私自身の扉の向こう側に触れる機会もありました。
ただ、それを言葉にまとめて残しておこうという感じがここしばらくなく、「その場その場の味わいに任しておきたい」という感じが強かったように思います。
時間を置いてから、無理に思い返して言葉にすることに、違和感までは行かなくても「ちょっと違う」という感じがあったかもしれません。

うん、中身をあれこれ思い返すことより、その時間を経験としてある「今のわたし」で居れることに重きがあるって感じですね。

先日、ミニカンメンバーでの打ち上げ(飲み会)があったのですが、10週の研修を通すことで、知識としての成長だけではなく、身をもって体感した「真宗カウンセリング」を経たパーソナリティを感じました。
それは「あのときああだったね」という振り返りではなく、「今のあなた」との出会いです。
研修を経た「今のあなた」

ますます、「今・ここ・わたし」の深さが味わえますし、お互いの「いま・ここ・わたし」が触れ合える関係を喜べる。
信頼し、信頼され、お互いを大事にする。
この大事にすることができるエネルギーの根源に「阿弥陀仏の願い」を、時には表出し、時には奥底で、確かに流れていることを感じる関係性。

仏法の話題をすること、できることが「真宗カウンセリング」なのではなく、パーソナリティからあふれてくる(本来の)「真宗」をベースとして関わりあえること。

8月にはその「真宗カウンセリング」に浸れる3日間のワークショップがあります。
このこともまた話題にしたいと思ってます。

10週間をともに学んだ9名の同胞。
素敵な出会いをありがとうございました。
できるならば、またお会いしましょう。

伝道研究会 7月

2010-07-11 01:24:23 | 真宗

月の第一水曜は伝道研究会、今月は7日に。

前回から装いを新たにしての2回目。
参加も新しい参加者が数名増えた。
一方で、前回参加されたのに今回お休みの方も。

テキストは「真宗の基礎 教義編」
前回の続きとしては大経の講義として四十八願の名称が続くところに入るんだけれど、ここでS先生の提案で大経のおさらい。
大経の位置づけや、何が書かれているお経なのかを、キーワードを各自が出し合うことで確認。
といっても、深く学んでいる先生方や勤勉な方からは要の言葉が出てくるものの、わたしなんぞは普段噛み砕いて聞かされているものの、それらを体系的に把握する能力が欠落しているので、「おぉそういえば聞いたことがあるぞ」の連続。
まったくお恥ずかしい話だ。
(いや、恥ずかしいと思っていないところが恥ずべきところだ)

「浄土真宗聖典」をサブテキストとして(いやこっちがメインだろ)使うが、その表記の意味合いも講義してもらう。
いままでいかにいい加減に使っていたかがよくわかる。
その欄外の表記を意識するだけで、今までと違って体系だてて感じる。
正信偈との関わりもわかりやすくなった。

さらに大教の構成を整理してもらい、大まかな内容を把握する。
いやぁ、ただただ「深い願い」として体感するのみだ。

最近は各地の法座でこの「大経」を取り上げて話されているようだ。
私のHPにも、かつて「Moz」先生が投稿してくださった
『仏陀が説かれた大無量寿経』のはなし
というものが掲載されているので、興味のある方はぜひご一読を。

8月はお休みで、9月は1日の水曜日、午後7時半からです。