せっかく、長時間電車に乗っているので、今のうちに、名古屋での生活を振り返っておこうと思います。
トータルで見ると、やはりマイナスの方が大きかったと思います。できることなら、単身赴任なんてしないに越したことはない。精神的にも、肉体的にも、かなりのダメージを被ったと思います。よほど、家族と離れて生活することに長けた人、自分で生活するのが得意な人出ない限り、日々日々、ダメージが蓄積され、いずれ精神的に崩壊してしまうのでは・・・と思います。加えて、友と語らう機会を逸し、先生の指導を仰ぐこともできなくなってしまいました。こういった、コミュニティからの断絶も大きなデメリットでした。
で、プラス面ですが、これは私の現地化政策に基づくものですが、色々なところを回ることができ、美味しいものを食べることができ、現地の方々と交流できたことが大きいかな。東海3県の鉄道路線を全て回り、名古屋市営地下鉄の全駅で下車し、味噌カツ、ひつまぶし、あんかけスパ等々、著名な名古屋めしの名店を押さえ、古墳や城跡、観光名所をかなり踏破した結果、名古屋人より名古屋に詳しいと言われるまでになりました。
これは、単に名古屋を知るためというより、自分の精神的にヤバい状況を紛らわせることが一番の目的だったのですが、これによって救われたと言っても過言ではありません。ストレスチェックでは「産業医との面談要」の結果が出るくらい追い込まれていましたから。何かしら、気を紛らわす趣味を持てたのは大きかった。あと、馴染みのお店もできて、会話することができたのも、精神的安定に一役買ってくれました。一人は孤独で寂しいもの。でも、馴染みのお店はもちろんのこと、初見のお店でも、「相手に対してリスペクトする感情を表したなら」多くのお店の方々が、隠し立てもせず、色々と教えてくださいましたから。
名古屋の方々と、腹を割って話すのは、結構難しいです。でも、言葉だけでなく、行動で「私は名古屋が好きです!名古屋の良いところをもっともっと知りたいです!」ってアクションすれば、名古屋人との距離は、一気に縮まります。そのためにも、名古屋に対する事前学習と、即座に応対できるだけの最低限の知識が必要なのですが。