名古屋に来てから読んだ本の冊数が、ようやく300冊になりました。
その間にかかった日数は1,011日。その昔は100日程度で読んでいた書籍数を1,000日以上かけてクリアしたこととなります。本当に、住居と図書館が隔離してしまい、読書は遅々として進みません。加えて、借りることができる書籍数が、一度に6冊だけとなったこともマイナス要因となっています。
とはいえ、全く読まなくなってしまえば、それは知的レベルでの生命活動停止=死亡ともいえるかもしれません。呼吸をするがごとく、書籍を読むこと。人として、他者が獲得した叡智を書籍を通じて習得することは、人が人であるための、基本ともいえる活動です。
人類の叡智ともいえる文化は、言語や資格、あるいは行動からも習得できますが、やはり文字によるものが大きいです。教科書も含め、自身が書籍から得た知識を削り取った場合、どれだけのものが残るでしょうか?もし、この世に存在する書籍がすべてなくなってしまったとすれば、人類はどうなることでしょう?
ゆえに、生きていく以上、人類の責務として書籍を読まなければならないと思っています。冊数のノルマは課さないものの、できるだけ本を読んでいくこと。それが、社会的動物である人間と、その他一般の動物との差ではないか・・・と感じています。