久しぶりに読んだ大野耐一著『トヨタ生産方式』。
p.9に「トヨタ生産方式の二本柱」という項目がある。「トヨタ生産方式の基本思想は「徹底したムダの排除」である。しかも、つぎのようなそれを貫く二本の柱がある。(1)ジャスト・イン・タイム(2)自働化・・・」と書かれている。
そう、トヨタ生産方式を語る上でジャスト・イン・タイムと自働化は外せない。そんな基本的なことすら、長年、距離を置いていると忘れてしまう。
『トヨタ生産方式』という本だが、副題としてー脱規模の経営をめざしてーと書かれている。規模の経済とか学んだ気がするが、トヨタは脱規模の経営なんだ。やはり、そういう点についても、1978年に書かれた本の新鮮さが伝わってくる。
本の表紙の折り返しに「大野語録(抄)」が載っている。
●先入観をもたず、白紙になって生産現場を観察せよ。対象に対して五回の「なぜ」を繰り返せ。
●「脱常識」を働かせよ。物の流れを「前工程が後工程へ供給する」のでなく、「後工程が前工程へ引き取りに行く」と考え、「前工程は引き取られた分だけつくる」といいうように。
●「つくり過ぎのムダ」は最悪のムダ。高速性能の機械が不良品をつくらないよう、自動停止装置付の機械にせよ。機械に人間の知恵を付けよ。
●自動化は、あくまでニンベンのある「自働化」でなければならない。
●トヨタ生産方式は経営革新に通じる。意識変革につながる。
真の理解を得るには時間がかかる。辛抱強く事に当たらなければならない。
以上である。
以前読んだ本の読み直し。こんな読書も、たまにはいいかも。