電車の中で読んでみた。
震災復興の心得とあるが、復興の軌跡が思いだされる1冊である。私は被災直後の神戸に1ヶ月程度しかいなかったが、まさに、その時の記憶が甦ってくる。
当時は、大阪の茨木市の寮に入っていたのだが、この本にあるように、「神戸」と「大阪」では、本当に、状況が天と地ほど違っていた。今の、「岩手・宮城・茨城」と「東京」がこの関係にあるように思える。
「神戸」の地から遠く離れたところにいる人の中には、この本のp.118にもあるように、「君たちは地震で大変だ大変だと言っているが本当かね。実際はたいしたことはないんじゃないのかね。大体神戸の社員は真剣に仕事をする気があるのかね」と言った、無神経な発言をする傍観者もいた。
また、p.120にあるように「被災地に来る無責任な人々」もいた。被災地で必死に歯を食いしばって頑張っている人を尻目に、写真をバシャバシャ撮って行く。倒壊した建物だけでなく、粉塵まみれになった神戸の人々を、配慮もせずに写真に収める。まるで、海外に行って、ものめずらしいものを撮影するがごとく。
今回の地震も、目を覆いたくなるような映像が、遠慮もなく飛び込んできたものだった。事実を伝える意義は分かるし、インパクトが強い方が、支援をよりいざなうのかもしれないが、やはり、私には耐えられない。
この本を書かれた方は綜合警備保障の、当時、神戸支社長だった方である。まだ、地震発生から10日程度しか経過していないが、1日も早い復興を祈らずにはいられない。
震災復興の心得とあるが、復興の軌跡が思いだされる1冊である。私は被災直後の神戸に1ヶ月程度しかいなかったが、まさに、その時の記憶が甦ってくる。
当時は、大阪の茨木市の寮に入っていたのだが、この本にあるように、「神戸」と「大阪」では、本当に、状況が天と地ほど違っていた。今の、「岩手・宮城・茨城」と「東京」がこの関係にあるように思える。
「神戸」の地から遠く離れたところにいる人の中には、この本のp.118にもあるように、「君たちは地震で大変だ大変だと言っているが本当かね。実際はたいしたことはないんじゃないのかね。大体神戸の社員は真剣に仕事をする気があるのかね」と言った、無神経な発言をする傍観者もいた。
また、p.120にあるように「被災地に来る無責任な人々」もいた。被災地で必死に歯を食いしばって頑張っている人を尻目に、写真をバシャバシャ撮って行く。倒壊した建物だけでなく、粉塵まみれになった神戸の人々を、配慮もせずに写真に収める。まるで、海外に行って、ものめずらしいものを撮影するがごとく。
今回の地震も、目を覆いたくなるような映像が、遠慮もなく飛び込んできたものだった。事実を伝える意義は分かるし、インパクトが強い方が、支援をよりいざなうのかもしれないが、やはり、私には耐えられない。
この本を書かれた方は綜合警備保障の、当時、神戸支社長だった方である。まだ、地震発生から10日程度しか経過していないが、1日も早い復興を祈らずにはいられない。