秋の気まま旅 ３８日目（須川温泉・栗駒山の紅葉）

「道の駅・おがち」の朝、久し振りに太陽が顔を出した。
朝食後は友人と共に、栗駒山麓の須川温泉を目指した。
須川温泉の駐車場に到着した時は晴れていたが、次第に雲が空を覆い始めた。


残念だが紅葉はピークを過ぎ、茶葉の木々が山麓を占領していた。


時々雲間からの陽光がスポットライトの様に山麓を移動し、照らしたところを浮かび上がらせる。


その光は栗駒山麓を舞台にした、秋の終わりを演出しているようだった。


幾らか秋色が残る斜面に光が差すと、艶やかさを取り戻す。


岩肌流れる小さな清流と黄色が良く似合う。


霧が深まる中、ナナカマドの赤色に引き寄せられた。


霧で霞む山腹に差し込む一条の光は、冬の到来が近いことを思わせる。


須川温泉の源泉が流れる側溝では、外国人観光客が足湯とシャレ込み、はしゃいでいた。


栗駒山麓の紅葉を十分に楽しんだ後、温泉らしさが際立つ乳白色の湯に浸り、須川温泉をじっくりと堪能した。
その後、今月の７日より一緒だった友人と別れ、今夜のＰ泊地に向けて移動。