写楽湯遊

キャンピングカーで名所旧跡を訪ね、温泉に浸り、たまに山歩き、写真撮影、釣りなどを楽しんでいる夫婦です。

スズメバチの思い出

2019年06月26日 | 散歩で
散歩道で大きなスズメバチを見つけた。
5cmはゆうにある大物だった。


スズメバチには思い出が有る。
10代の子供時代、スズメバチは馴染みの蜂だった。
と言うのはその時代、我が家にはミツバチを飼っていて巣箱を10個ほど軒下に置いていた。
父親が健在時に趣味でミツバチを飼っていた為である。
そのミツバチを狙ってスズメバチが連日のようにやってくる。
しかも1匹でなく何匹も集団でやってくる。
巣箱の入り口はミツバチしか入れないよう狭くしている為、スズメバチは入る事が出来ない。
それにも拘らずミツバチ達は巣箱に逃げ込まないで、勝ち目のない戦に立ち向かっていく。
スズメバチも食料として食べる分だけのミツバチを持ち去れば大した被害にはならないのだが、次々とミツバチを殺しては地面に落とし続ける。
留守をした時に帰宅すると、地面に何百匹ものミツバチが落ちている事も有った。
ミツバチを守るにはスズメバチを退治するしかない。
それは私の役割だった。
幅6~7cm、長さ60~70cmの細長い板切れで、勢いよくスズメバチを叩き落とす。
一見難しそうに思えるかもしれないが、そうでもない!
ミツバチに夢中になっているスズメバチはゆっくりと飛んでおり、それをハエ叩きの要領で板を振り下ろせば十中八九叩き落せた。
偶に失敗してもスズメバチは私を襲ってこない。
相変わらずミツバチを追いかける事に夢中で、ゆっくりと飛び回っている。
この様な経験が有り、スズメバチが怖いと思ったことは無い。
むしろ、今日の様に懐かしく郷愁さえ覚える。

.風景写真

四季の風景写真