2006年、広島東洋カープは大きな変革へと踏み出す。
いま、広島全体が大きな期待で、夢を膨らませている。
初のリーグ優勝を果たした1975年以来、
31年ぶりとなる外国人監督マーティ・ブラウンをアメリカから迎えた
ブラウン監督はかつて闘志あふれるカープの外野手として活躍した。
(記憶はないが(笑)・・・)
熱血漢あふれるブラウン監督の率いるカープの合言葉は,
「オール・イン」・「一つになろう」
長い低迷を打ち破る風を、固い結束によって巻き起こそうとしている
中国新聞(1/1)より
新指揮官が目指す野球は、オーケストラに似ている。
どんなに優れた演奏家をそろえても、まとまりを欠いては決して美しいメロディは生まれない。
選手、スタッフ一人一人が自分の役割を理解し、同じ目標へ向かう。
勝ち試合を全員でつくる一体感と喜びが、チームを強くするという哲学である。
ダイナミックな旋律を奏でるバイオリン、リズムを整える打楽器。
たくさんの違うパートが一つになり、演奏を構築していく。
好機をつくろうと、徹底してゴロを打つ俊足野手がいる。
左打者を迎えることだけに、すべてをかける左腕もいる。
勝つために自分に何ができるかを考え、実行する。
それは団体競技である「ベースボール」の原点。 チームワークへの回帰だ。
選手とスタッフだけではない。
「オール」には、ファンの存在が含まれている。
だからこそ、昨秋の来日直後から連日、ブラウン監督は地域を回った。
自治体、学園祭、商店街・・・。 握手をした。 声をかけた。
みなぎる情熱と行動力が、今までカープから離れかけていた人々の心を揺さぶり、引き寄せる。
最後にリーグ優勝を飾ってから14年が過ぎた。
栄光と歓喜の時代は、遠い記憶になりつつある。
だが、最多勝投手の黒田が、本塁打王の新井がいる。
伸び盛りの栗原や大竹に加え、緒方、前田のベテラン勢。
若手陣も割って入ろうと燃えている。
タクトを振るブラウン監督の下、新しいスタートをきる「赤ヘルオーケストラ」。
合言葉の「オール・イン」がかなえば、
広島の空に復活のシンフォニーが高らかに響く日はそれほど遠くないはずである・・・
私はこの元旦の記事を読んで、とても感動した。
とても素敵な文章なので、書き綴づりました・・・
(報道番組でもカープの情報が乏しいと感じるので、
地元の私は少しでも多く情報提供をしたいと思う)