「蝉のなく小説特集」を 始めたら、
取り上げなければ
ウソになるのに、
(・・あらためて手にとる勇気が持てない。。)
という名作に、
角田光代の『八日目の蟬』が あります
主人公は、不倫相手の子どもを お(堕)ろした女。。
ある日、
不倫相手の奥さんが産んだ・赤ちゃん👶を
連れ去り、
5年間の逃亡生活を 送ります
って、書くと
「デストロイヤーな女の、スキャンダラスな誘拐事件」
を
イメ
そんなんじゃ・ありません。。
この主人公・・、もし・フリンしていなかったら、
だれか良い相手に めぐりあい、
幸せな家庭を きずいていたであろう
ふつうの女性です。
だから、
さらった赤ちゃんを よく・お世話し、
心からあいして
まるで「本物の母親」みたいに なります
赤ちゃんも👶、彼女を無心にあいしたので
ニセの母子なのに
二人は かたいキズナで 結ばれるのでした・・
(※彼女が警察に捕まるまで)
「この本を読んだ時、自分がどのような立ち位置か」
ライフステージによって
受け止め方が ことなるでしょうが・・
おそらく・・
多くの読者が、主人公に 肩入れしてしまう、、
角田光代の上手すぎる書きっぷり
が
つみ(罪)深い・・
角田さんは、
・無私の愛とは何か
・親子の絆とは何か
・母性とは何か
・ひいては女性って、どんな生き物か
本しつ(質)的な問いを
連ねていて、
読者のハートを
ドスッと、突いて来ます
クリンたち、
この作品を 読んで、
角田さんは、このさい!
「かくたみつよ」という名前はやめて、
「つのだみつよ」に変えた方がいい。
って
思いました
(だって、すごいツノをもってるんだもん この人・・)
『八日目の蟬』は、「檀れいのドラマ」や
「永作博美の映画」でも
みましたが、
みてから だいぶたつのに
その切ない印しょう(象)を 忘れられません。
そうその時初めてみた、
独身時代の、だんれい(檀れい)が 放っていた
とうめいかん(透明感)に、
ドギモを 抜かれたものです
(・・白い三つ折りソックスがあんなに似合うなんて
さすが、タカラジェンヌ)
って、、
非常しきにも、この「誘拐女」のことを、
めちゃ・応えんしたものです
【おすすめ度:一読の価値あり。 けど、ウツなストーリーなので】
(次回は、ふたたび・時代小説に戻りますその前に、ちょっと・気分転かんに行って来ますね🐻)