セミの鳴き声に、生命の終わりぎわを 重ねた小説・・
は
たくさんありますが、
本多孝好の短ぺん(編)『蟬の証』は、
そんな・重圧はなく、
さわやかな「読後感」です 設定は、現代。
主人公は、
こらえしょうのないプータロー青年で、
ヒマな彼は
老人ホームにいる・おばあちゃんに たのまれ、
ある「高齢男性の秘密」を 探ります。 いつも・かもく(寡黙)で
人まじわりのキライな「高齢男性」が、
ここに来て、
なんだか・チャラい若者とのトラブルに 巻き込まれてい
見える。。
大丈夫なのか?
小説では、
「高齢男性」というのが、
死を間近に
「セミ」の 役まわり
(どうして、死ぬまぎわに そんなに鳴くの
)
・・・・
その理由を 探っていくと、
平凡だけど、
ちょっと好かん(感)の持てる
ハート
半年もしたら、
内容は、忘れちゃいそうなほど 軽いけど🎈、
この作者、わ
~2行抜粋~
(女は)「地味なワンピースを着ていた。別にどうでもいいんだけど裸ってわけにもいかないし、という感じの着こなしだった。御飯とおかずが一緒になっているという理由でオムライスを好むタイプだ。」
きてい(基底)のしっかりした・文章表現で
すすんでいるのに、
こんな・さばけた描写が
息抜きに なります
【おすすめ度:ヒマな時に。】
(次回、櫻田智也の『蟬かえる』をレビューします)