クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

桜ふる小説・14(五味康祐『桜を斬る』感想)

2022-04-13 | 本と雑誌

「剣術モノ」から、

が、あざやかに浮かび上がる名品を 

ご紹介します

 ごみやすすけ(五味康祐)の『桜を斬る』

です。



 児玉清さんが、『人生を変えた時代小説』にえらんでいた

短ぺん(編)ですが

 3代将軍・家光時代の「寛永御前試合」のようすが

短く・したためられていて、、

 剣技を描いたものの中では、
出色です


グダグダ書かないのに、

キラッと閃いて

サッと終わる。


 読者は、「ふがっ👀!?と 

結末におどろく

 

そんな、切れ味するどい・物語

 五味さんには、『薄桜記』のような

本格長へん(編)も ありますが

こんなふうに

こだわって書かれた 短ぺんには・・

 

ほんと、かっこよくて 参ってしまいますね🐻

(すみません あらすじを書いちゃうと意味ないよな・・と考え、書かなかったら・・

何にも分からないレビューになってしまいました

でも・・、剣と同じようにペンを研ぎ澄ましていった「達人の境地」をかんじられる・イッピンでした~

 

【おすすめ度:

 

 

(次回最終回ヒキタクニオの『凶気の桜』で、しめてみます🐻)

 
 
コメント (12)
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