「剣術モノ」から、
桜が、あざやかに浮かび上がる名品を
ご紹介します
ごみやすすけ(五味康祐)の『桜を斬る』
です。
児玉清さんが、『人生を変えた時代小説』にえらんでいた
短ぺん(編)ですが、
3代将軍・家光時代の「寛永御前試合」のようすが
短く・したためられて
剣技を描いたものの中では、出色です
グダグダ書かないのに、
キラッと閃いて
サッと終わる。
読者は、「ふがっ!?」と
結末におどろく
そんな、切れ味するどい・物語
五味さんには、『薄桜記』のような
本格長へん(編)も ありますが、
こんなふうに
こだわって書かれた 短ぺんには・・
ほんと、かっこよくて 参ってしまいますね🐻
(すみません あらすじを書いちゃうと意味ないよな・・と考え、書かなかったら・・
何にも分からないレビューになってしまいました
でも・・、剣と同じようにペンを研ぎ澄ましていった「達人の境地」をかんじられる・イッピンでした~)
【おすすめ度:】
(次回最終回、ヒキタクニオの『凶気の桜』で、しめてみます🐻)