無知の涙

おじさんの独り言

BARBEE BOYS

2012年06月23日 | 音楽

一向にパチる気にならないので、ダンボールの中で眠っている名盤にスポットライトを当てよう企画の第2弾。

 

今回はバービーボーイズの「LISTEN!」。

男女のツインボーカルという当時はけっこう斬新だったバンド形態。おまけにボーカルがサックスを吹きます。

バービーを聴き始めたのは中1の初めくらいでしたが、当時の僕にとってこのバンドは大人すぎたというか、なんというか。なんせLISTEN!をリステンとホザいてしまうくらいのガキでしたが、そんなガキが聴くような歌詞ではない。

そう、歌詞が全体的に大人の恋愛を中心に書かれていて、なんかとにかくエロい。エロス。このLISTENに収録されている曲でありませんが、「chibi」という曲を聴いた時の衝撃、当方まだいたいけな13歳。

親戚の家に遊びに行ったときにバービーを聴いていたら、3つ上の親戚のお姉ちゃんにすごく驚かれた。僕にはまだ早いと。

エロい歌詞が好きだから聴いていたわけではなく(もちろん)、とにかくライブがカッコよかった。サックスを吹くKONTAがまたカッコイイ。このバービーのライブビデオ「SEXY BEAT MAGIC」はテープが擦り切れるんじゃないかと思うほど繰り返し観た。

この「LISTEN!」に収録されてる「ごめんなさい」と「ナイーヴ」という曲が特に好きで、今でも聴くと当時の甘すっぱい、ボロ苦い、何やかんやを思い出します。他も名曲揃い。

そういえば「眼中にない」という言葉はこのバンドで覚えたな。

 

 

 

 

 

 


SOFT BALLET

2012年05月01日 | 音楽

話のネタというのは、時間と同じで探して見つけないと、なかなか見つからないものだと思います。

と、いうわけで、今はいってるウォークマンの曲に飽きてきたので、ダンボールの中で眠っている古いCD、それも個人的に名盤だと思えるものをさらけだそうと思います。

まず1発目。

SOFT BALLET 「DOCUMENT」

18歳の頃にバイト先の先輩から勧められて聞いたのがキッカケでした。当時はあまり打ち込み系が好きではなかったけど、このDOCUMENTを聴いて一変してしまった。

なかでもESCAPEは狂ったように繰り返し聴いていた覚えがあります。BESTに収録されたESCAPEはバラード調にリミックスされたもので残念でした。

そもそもESCAPEという曲が「日本に原爆を落としに来た戦闘機のパイロット」をイメージしたものということで、重いイメージに変えたのかもしれないけど、個人的にESCAPEはこの疾走感のある方が合っていると思います。

今回だいぶ久しぶりに聞き返しましたが、このDOCUMENTは名盤だな、と再認識しました。

No Pleasureカッコ良すぎ。前奏でブレイクした後の「カキーン!」という無機質な金属音がトリハダ。それと「行く末も遥か、世界を踏むまで」という歌詞が、すごくこSOFTBALLETを現してて好きです。このバンドには一貫したイメージがありますからね。僕はこのバンド自体に詳しいわけではないし、その人物の事はよく分からないから言えないけど。

 

曲もいいけど、ヴォーカルの遠藤ミチロウの声が良いです。やっぱ男は低音でしょ。最近のバンドって高い声ばかりで、もう個性もなにも無くなってしまったので、この低音がすごい新鮮に聞こえる。詞も抽象的になり過ぎないので、きちんと頭に入ってくる。

比喩なんだか何なんだか分からないけど、美辞麗句ばかりの抽象的な詞は頭に残らない。イメージを言葉に変えて伝えるのが歌詞なんだけど、イメージを更に抽象的にしてそのまま詞にしてしまうから、聴くほうは余計に分からない。

自分で読んで分からない詞は、誰が読んでも分からない。個人的な感情をあまりに具体的に言われても気持ち悪いけど。

ハードな音を求めている方は、中古屋で見かけた際には是非いちど聴いてみて頂きたい。

 

 


アジカン ベスト

2012年02月10日 | 音楽

そういえばアジカンのベストが出てるんだっけ。

収録曲が17曲で、こちら。

 

1. 遥か彼方  
2. 未来の破片  
3. アンダースタンド  
4. 君という花  
5. リライト  
6. 君の街まで  
7. ループ&ループ  
8. ブラックアウト  
9. ブルートレイン  
10. 或る街の群青  
11. アフターダーク  
12. 転がる岩、君に朝が降る  
13. ムスタング  
14. 藤沢ルーザー  
15. 新世紀のラブソング  
16. ソラニン  
17. マーチングバンド

ブラックアウトが入ってるのは良い。フラッシュバックと未来の欠片はもう曲として切り離せないで駄目。センスレスも惑星も新しい世界も入ってないじゃん。つーか、一番好きな君繋の曲が少なすぎる。

微妙。じゃあ、どんなラインナップが良かったのか?と聞かれると非常に困る。非常に困る。アジカンは個人的に捨て曲があまりないバンドなので。

1.フラッシュバック
2.未来の欠片
3.夏の日、残像
4.リライト
5.ReRe
6.ワールドアパート
7.ブラックアウト
8.センスレス
9.トラベルグ
10.惑星
11.新しい世界
12.藤沢ルーザー
13.ソラニン
14.君という花
15.ノーネーム

強いて挙げるとすれば、こんな感じでしょうか。

 

 

 

 


BOOWY リスペクト

2011年06月03日 | 音楽

先日衝動買いしたCDの一枚。BOOWY リスペクト。

 

参加アーティストも多く、以前から興味があったので買ってみました。

リスペクトCDとしては他にHIDEとBUCKTICKを買ったけことあるけど、なかなか良かった。いずれも一流アーティストばかりだったので、アレンジがカッコ良かった。

HIDEではBUCKTICK、BUCKTICKではJが良かった。


要するに期待を込めて買ったワケですが、まぁコレがヒドい。ビックリした。1曲たりとも聴き通せる曲がなかった。もうなんかクッチャクチャ。

これがリスペクトというコトなら、リスペクトって原曲を崩壊させるという意味になってしまう。

いろいろとアレンジをしようという試みは買うけど、これが高校生バンドのおふざけアレンジ合戦レベル。

或いはこれに参加した人たちはBOOWYの事を、ほとんど何も知らないのではないか、とさえ思う。それくらいヒドイ。

確かに完璧に完成してるものに対してアレンジしようとするのが、そもそも無理な話。ならそのままで良いじゃん。

10枚組のSPECIALに「GIVE IT TO ME」を本人たちがライブでアレンジしていたけど、これはカッコ良かった。鳥肌が立った。アレンジとはこういうものである。

 

 


記録更新

2011年05月31日 | 音楽

なんとアキバ48の新曲が125万枚を突破。Mr.Childrenが「名もなき詩」(96年)で記録した120・8万枚を抜き、シングルの初動1週間の売り上げで日本記録を塗り替えたとのこと。

アキバ48って今、総選挙だかなんだかやってるアレ?民主党がやれよ。

最初っから気に入らん。だいたい売り上げで順位決めるとか、キャバクラと一緒じゃん。ファンの経済力次第。

小学生の頃に流行してた、おにゃんこなんとかから秋本プロデュースに対して、何故か腹立しい感情を抱いていた。

外で遊んでいる最中に「夕焼けにゃんにゃんが始まるから」とかワケの分からん事を行って、帰ってしまう軟弱なヤツが少なからずいたのだ。団体でやる遊びって、1人2人抜けただけで急激に冷めてしまうものなのだ。それも聖闘士聖矢ごっこみたいに、細かい設定を決めてシチュエーションとして盛り上がってる遊びとかは尚更のこと。誰かが抜けると我に返ってしまうのだ。あれ?なにやってんだ俺、てな感じで。

くそっ、なんだよ!いっつも夕焼けにゃんにゃん夕焼けにゃんにゃんって!と実に腹立たしい気分でした。そして夕焼けにゃんにゃんが猫とは何も関係ない番組と知ったのは、だいぶ後の事でした。

まぁ女の子たちは秋本の言いなりでしかないだろうから、彼女たちに対してどうこういう感情はない。元凶は秋本だ。

と、そうした腹立たしい思いとは裏腹に、たいしたもんだと思う部分もある。

このCDが売れない状況で、手段はどうあれここまで売り上げてしまうのだ。プロデューサーとしては、完全大勝利である。無名の女の子たち48人(ほんとに48人いるのかは知らん)をここまでスターダムにのし上げたのだ。

CD販売店なんかアキバ48のおかげで、だいぶ助かったでしょう。雑誌やテレビも。経済回転の有効コンテンツの1つにまで成り上がったわけだ。むかつくけど、この不況下においては明るいニュースである。

逆にCDが売れないというのは言い訳で、提供の仕方次第で少なからず売り上げを上げる事が出来るという証明でもある。まぁアキバは女の子が48人(ほんとにいるのか知らんが)もいる特殊な形態なので、単純にそうとは言い切れないけど、ヒントはあると思う。決してCDが売れない、というワケではないという事。

芸能界ほど盛者必衰という言葉が顕著に見られる世界もないだろう。それはアキバにも言える事である。人の心は無常である事からこそ無情でもあると言える。絶えず最高の景色を求めて人は歩き続ける。決して長くは立ち止まらない。その景色に見飽きたら、再び歩き始め、また違う景色を求めるだろう。

あと2年同じポジションにいられたら、これはスゴイと思う。嫌いだけど、経済的な面からも、あまり活気のない日本音楽シーンの面からも、長く活躍して欲しいと思います。