無知の涙

おじさんの独り言

若者は酒を飲まない?

2012年02月06日 | テレビや映画

最近は夜9時からTOKYO MXで放送している、ゴールデンアワーというニュース番組?を見るのが楽しみ。

ニュース番組というと語弊があるかもしれない。情報番組かな。


様々な国の方がコメンテーターとして登場するので、日本の1つのニュースに対しても、それぞれの国の考え方なども聞けたりするのが面白い。

よく分からないニュースキャスターの薄っぺらいコメントを聞いてるより、よっぽど気がきいてる。


先週の金曜日は「日本の若者はなぜ消費しなくなったのか」というテーマで、各国のコメンテーターと日本の大学生でディスカッションをしていたが、いろいろと興味深かった。


まず、「今の若者は物欲がない、車も買わないし、酒も飲まない」という切り口から展開された。

それに対して大学生は「カッコイイ車に乗る事や、酒が強いという事がステータスではなくなった」という趣旨の回答をしていた。



もっと簡単に言えば、今の若者の大半は単純に「車を乗る必要がなくなっている」わけである。

どうしても首都圏に人が集まる→首都圏の駐車場は高い→けど給料は安い→そんなに車って必要?→首都圏は交通網が良いので車はいらない→総体的に若者が車を買わなくなっている


というようなコトなのではないだろうか。もちろん若者だって車が必要な人は買う。中には車がステータスだと考えている人だってまだいるだろうし。

それとは別に、「酒が強い」というのがステータスという感覚には首を傾げた。ステータスなんて詰まらん意識で酒を飲んでるヤツなんているか。

そう思うのは、酒が弱い人が強い人に対して、羨望の意識があるからではないのか?酒が強い人は、自分が酒に強い事に対して、優越感など微塵にも感じてないと思う。ましてそれがステータスなどと。

僕も酒は弱くない方だと思うが、それをステータスだなんて思ったことはない。とんでもない話である。ただ金がもったいないのと、早く酔いたいという気持ちで、焼酎をロックでがぶがぶ飲んでるだけ。

弱いなら弱いままで良い。飲まないなら飲まない方が良いのだ。誰も気にしない。

まだ僕が若い頃は、パソコンというものがなかった。自己主張できる場というのは身近な相手がいる場合に限っていたし、道楽も今よりぜんぜん少なかった。他者とのコミュニケーションを除いて、孤独というものを紛らわせる簡単な手段は酒しかなかった。

未だにパソコンは持ってないけど、その頃にパソコンがあったら僕もハマッていたかも知れない。ただ、だからと言って酒を飲んでいなかったか?と言うと、大いに疑問である。

結局は飲む人は飲むし、飲まない人は飲まない、だけですね。