山をちょっと越えたあたりの川にお花見に行きました。
満開の、散りはじめる前の桜。
ずうっとずうっと遠くまで咲いています。
春休みでも、平日の昼間なので、ほとんど人はいません。
(ピークの休日でも、1本おきに1グループ程度、という感じ・・)
お年寄りや赤ちゃん連れのご夫婦などが、遠くにちらほら見えるだけ。
いいねえ。まったくのどかなところだねえ。
お弁当を食べていると、目の前の川の中の石に、
茶色の鳥が飛んできてとまった、と思ったら、
ぱしゃりと水に飛び込みました。
あ、カワガラスだ。
実物はまだ見たことがなかったので、嬉しい。
カラスといっても、カラスのなかまではありません。
水にもぐって川底の水生昆虫などをとる渓流の鳥です。
ぱしゃっ、ぱしゃっと、せわしなく水に入ったり出たり。
そのうち、すーっと水面低く飛んで、ふいに見えなくなりました。
ははぁん、と思って、そーっと行ってみたら、
苔でできたシフォンケーキみたいな巣がありました。
板を置いてあるだけ、みたいな小さい橋もある。
幅が狭いので、渡るのはちょっと怖い。
どんなにたくさんあっても静かだ、桜の花は。