差異と偏りのあるこの世界で
僕は一体何をよすがにして生き延びるべきか?
生き延び、何を為すべきか?
はじめから決まっていた筋書きがあるのだろうか?
僕ほど幸福な人間はいないのではなかろうか? . . . 本文を読む
どんどん面倒になっていく
生きることが……
そんな「甘え」
そんな「泣き言」
並べるのは
そんなに楽しいかい
僕は嫌だ
無明のまま人生を終えるなんて
僕は嫌だ
燃えたぎる純情を捨ててまで
真理などを手に入れようとするなんて
僕は嫌だ
言い訳ばかりして
結果笑顔にもなれない結末を迎えるなんて . . . 本文を読む
夏が流れて
人の感情を
逆撫でする
言葉失ってしまう
隙のある瞬間と
意味の消え去ってしまう
淡い時間が
流れていく
すべての
暗黒に
名前が付けられるとき
流れ始める
一筋の川がある . . . 本文を読む
精神の堕落と
汚染が僕らを
懊悩の淵へ追いやろうとも
そこには
光がある
理屈では
表現できない世界を
理屈で丸め込もうとして
永遠に理屈の螺旋を降り、あるいは、登ったりしている
僕らは永遠に
真理を見つけ出すことができない
いや、それだからこそ「真理」に憧れを抱くものなのかも知れない。
人は、もしかすると「幸福」とか、「愛」とか、簡単に語れないのかもしれない。 . . . 本文を読む
大丈夫だよ
誰かが
枕元で
静かに
そうささやく
明日を願えば
道が拓ける
少しでいいから
自分の人生を
信じてごらん
たとえ
嵐の中だって
歯を食いしばって
耐える木の甲斐甲斐しさよ
人の子らよ 見よ
. . . 本文を読む
不完全さ故の過ちに
君の吐息の吹きかかる
ありふれた罪の応酬に
君の溜め息吹きかかる
冷めた世界の独唱に
君はあざとく目を向ける
孤独の到達した極限の地に
噫!いつまでも雪の降らんことを . . . 本文を読む
風が吹くよ
意味も無く
僕ら靡くよ
意味も無く
何を為せば
正解なのか
ひとつ
ふたつ
みっつ
君の網膜に
焼き付けられた
悲劇を
どう受け止めるか?
君は
その瞳で何を見
どう感じるのか?
いま
それを
世界へ叫んで欲しい!
真実の
主張を!
. . . 本文を読む
物事のある側面だけを
見つめているのは
危なっかしい
物事両面を
見つめることができなければ
立体的な思想など
構築できるはずもない
もう一方の道を
考慮に入れてこそ
ある一方の道の上を
有意義に
進むことができるのだろう。
人間の身体の構造は
おおよそ対称的になっている
ふたつの世界観を行き来することを
理想とする身体の仕組みになっている
だから一方向だけ . . . 本文を読む
哲学は、人生を「楽」にさせてくれるものとは限らない。
哲学は、むしろ存在すること自体の「苦悩」を明確化し、積極的にそれを受け容れる覚悟を強化する類の学問だ。であるからして、更に上を目指す意志をお持ちの方々は、「存在す」ることを「楽し」むことを目指すところから始めるのは如何であろうか? . . . 本文を読む
「勇気」というのが、ほんとうの自分を育てるには大事なことだ。ヴィトゲンシュタインさえも、そう言っている。
僕らは、日常において、ほんの少しでも「勇気」が持てれば、日々ステップアップすることができる。ともすると、わずかながらも「世界」を変えることができると、こう言えるわけだ。一言の「挨拶」でもいい、気持ちよく出来ればジョウスビなことこの上ないだろう。 . . . 本文を読む
「善」が僕らの生活のなかで「実践」されるとき、いつもギリギリの判断で為されるということは、覚えておいておかなければいけない。何かを「為」すにあたって、大した余裕は与えられず、ほぼ直感的な速度でコトを為す他ないのである。よって、「善」はほぼ私たちの直感に依っており、その直感は日々どういうふうに「思念」しているかによって、決定されるものと言いたい。「善」は、そう単純なものではない。が、とっても「感覚 . . . 本文を読む
僕らは、くだらないモノの集合の中に眠るフェイクから、ときにキラめく珠の様な宝物を見つけることを日課としている。
仮に、この世の中の全てがくだらぬモノで、自分の目を騙すフェイクで、いずれ暗闇へ葬り去られるくだらないモノたちだけだとしても、愛おしい何かが、そのモノたちの内には組み込まれている。
また、僕らは、他者を簡単には馬鹿には出来ない。なぜなら、どんな人でも、一人ひとりかけがえのない時間を掛 . . . 本文を読む