水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

今日を歩もう

2014年12月13日 00時06分04秒 | 詩編
 僕らは  歩くべきです  足があるのなら  心があるのなら  先を  見通して  出来るだけ  予想して  でも予想外の  道でも驚かず  心を平らかにして  進むべきでしょう  形あるものの  永遠性を  少しは疑うのが  賢明でしょう    そして  意味など  懸命に   生きている間だけにしか  存在しないのだと  言い聞かせていきたいものだ  . . . 本文を読む

隠された情熱と真理

2014年12月11日 18時09分10秒 | 詩編
 アイの数を  数えることはできない  不可分なものだから  僕と君が  一緒になる事態だから  ただ  閉まっていた心の扉を  開け放つ時が来たのだ  と ひとり静かに  胸を撫でおろした  聴こえるか?  宇宙の囁きが  感情の轟きが  それを察した瞬間に  溶け去る難題  氷は君の熱で  融けていく   . . . 本文を読む

おととことば

2014年12月10日 23時00分32秒 | 詩編
 感じ得た  すべての鼓動を  音にするのが  今後のユメ  優しく  傍らに  寄り添うような  温かい  言葉を紡ぐのも  もう一つのユメ  ありふれた  感情も  ありふれた  台詞も  特別になる  夜を  ひたむきに  待って . . . 本文を読む

空に目を向ければ

2014年12月09日 23時47分28秒 | 詩編
 例えば、  君のかけがえのない苦悶の果てに  君は何を見る?  少しも  予想し得なかった  未来が  もうそこまで来ている!  深呼吸をするなら、今だ。  形を失っても  いつか蘇る概念が  在る  もっと遠くに  もっとずっとこの宇宙の果ての方に . . . 本文を読む

不可能という可能性Ⅰ

2014年12月09日 23時16分04秒 | 詩編
 出来ないことが  僕の新たな宇宙を  拓かせる  失くしたはずの風景に  僕は心奪われたりする  空気は横柄に揺れている  まだ  出来ない  そのことが  僕を新たな地平へ  導いていく    その先の  風景を  視たければ   雪に  新たに  足跡付ければいい  まるで  新たな  画用紙に  絵を描くように  初々しく  軽やかに . . . 本文を読む

壊れかけの本能に頼る僕の所信

2014年12月09日 01時21分00秒 | 詩編
 本能的なバカに成りたいのです  あなたは理論理屈で世界を  型に無理矢理嵌め込んでませんか?   世界はそんなもんよりもっと広いから  そんなもん超えて拡大していくもんだから  しかし  考えることの偏向性を重々分かりながら  その上でなお考える  一種捻くれたアクターにも成りたいのです  どれほど考えたかで  そいつの個性の値打ちさえも決まってしまうみたいなので  偽ることも  本能的な衝 . . . 本文を読む

孤独のララバイ

2014年12月08日 17時26分31秒 | 詩編
 秋が来たら  皆で泣こう  さっきまで  降っていた雨も  いつの間にか  止んだことだし  淡い  僕らの期待も  夜の静寂に  すぅるりふろんと  溶けていく……  もう  「孤独」は十分経験してきただろ?  だから  今夜はゆっくりお休み  そして  また明日起きたら  太陽と一緒に外へ出掛けよう!     . . . 本文を読む

挫折のレクイエム

2014年12月08日 17時25分17秒 | 詩編
 敗者になって  その時はじめて味わう  辛酸  僕らは何も要らないです  僕らは何かの化身です  そこで  慄然と立ち竦んでいる君たちは  亡霊?   僕らとその亡霊は  紛れもなく仲間  全てを  手に出来ない  中途半端を極める  僕らは人間  もしかすると  僕らは皆  壊れやすい卵  時代に  押しつぶされそうになっても  僕らは  歯を食いしばって  耐えるんだ . . . 本文を読む