狙った通りになど
いくものか
すべてが
艶やかに
色づいている
世界が
羨ましい
僕が
僕で
なくなる瞬間が
待ち遠しい . . . 本文を読む
僕らは
歩くべきです
足があるのなら
心があるのなら
先を
見通して
出来るだけ
予想して
でも予想外の
道でも驚かず
心を平らかにして
進むべきでしょう
形あるものの
永遠性を
少しは疑うのが
賢明でしょう
そして
意味など
懸命に
生きている間だけにしか
存在しないのだと
言い聞かせていきたいものだ . . . 本文を読む
アイの数を
数えることはできない
不可分なものだから
僕と君が
一緒になる事態だから
ただ
閉まっていた心の扉を
開け放つ時が来たのだ
と ひとり静かに
胸を撫でおろした
聴こえるか?
宇宙の囁きが
感情の轟きが
それを察した瞬間に
溶け去る難題
氷は君の熱で
融けていく
. . . 本文を読む
感じ得た
すべての鼓動を
音にするのが
今後のユメ
優しく
傍らに
寄り添うような
温かい
言葉を紡ぐのも
もう一つのユメ
ありふれた
感情も
ありふれた
台詞も
特別になる
夜を
ひたむきに
待って . . . 本文を読む
例えば、
君のかけがえのない苦悶の果てに
君は何を見る?
少しも
予想し得なかった
未来が
もうそこまで来ている!
深呼吸をするなら、今だ。
形を失っても
いつか蘇る概念が
在る
もっと遠くに
もっとずっとこの宇宙の果ての方に
. . . 本文を読む
出来ないことが
僕の新たな宇宙を
拓かせる
失くしたはずの風景に
僕は心奪われたりする
空気は横柄に揺れている
まだ
出来ない
そのことが
僕を新たな地平へ
導いていく
その先の
風景を
視たければ
雪に
新たに
足跡付ければいい
まるで
新たな
画用紙に
絵を描くように
初々しく
軽やかに . . . 本文を読む
本能的なバカに成りたいのです
あなたは理論理屈で世界を
型に無理矢理嵌め込んでませんか?
世界はそんなもんよりもっと広いから
そんなもん超えて拡大していくもんだから
しかし
考えることの偏向性を重々分かりながら
その上でなお考える
一種捻くれたアクターにも成りたいのです
どれほど考えたかで
そいつの個性の値打ちさえも決まってしまうみたいなので
偽ることも
本能的な衝 . . . 本文を読む
秋が来たら
皆で泣こう
さっきまで
降っていた雨も
いつの間にか
止んだことだし
淡い
僕らの期待も
夜の静寂に
すぅるりふろんと
溶けていく……
もう
「孤独」は十分経験してきただろ?
だから
今夜はゆっくりお休み
そして
また明日起きたら
太陽と一緒に外へ出掛けよう!
. . . 本文を読む
敗者になって
その時はじめて味わう
辛酸
僕らは何も要らないです
僕らは何かの化身です
そこで
慄然と立ち竦んでいる君たちは
亡霊?
僕らとその亡霊は
紛れもなく仲間
全てを
手に出来ない
中途半端を極める
僕らは人間
もしかすると
僕らは皆
壊れやすい卵
時代に
押しつぶされそうになっても
僕らは
歯を食いしばって
耐えるんだ
. . . 本文を読む