連休中にお願いします、のお仕事が先ほど終わりました。
今回のお仕事は、K原保育園様。
まず一つは、
園児用の既設のテーブルの天板が少々傷んできたので、板を貼って欲しいとのご依頼。但し、高さは園児に合わせてあるので上げられないので10ミリぐらいの無垢板を貼ってほしいとの事でした。
取替前 既設のテーブル。
板を継合わせてあります。目地がありますのでそこにご飯粒などが詰まることもあるでしょうから、お掃除が大変ですね。
300幅の杉の無節無垢板でお見積もりをしたのですが、板をはぎ合わせ(目地が出来ないようにつなぎ合わせる)たりする手間もかかりますので結構な金額が掛ります。そこで、無垢板では無いですが、集成材のフリー板を使って造り直した方が新品になって気持ちも良いですし、金額はすこし高くなりますが費用対効果を考えるとそちらの方が良いのではないでしょうかとご提案させて頂きました。
ちょっぴりテーブルの幅も狭いので、この際新しくします、と云うことになりました。既存のテーブルは園内で利用するそうです。
新しいテーブル納品後。
8台納品。
大工さんに造ってもらい、塗装を掛けて仕上げました。
天板の色は薄い方が良いとの事でしたのであえて色を着けずクリア仕上げです。
長さは以前と変わらず、幅が700ミリから800ミリへ。
もう一つの仕事です。
デッキ材の張替です。
セランガンバツという外材が貼ってあります。
この材料は皆さんも外部のデッキ材としていろんなところに貼ってあるのをご存じだと思います。「無垢材で、出来るだけ安くて長持ち」となるとこの材料になります。
ところがこの材料はあくまで外部の土足用です。雨に濡れると表面が毛羽立ち、刺さると痛いのです。園の新築当時からこれが貼ってあるようですので、設計者はあくまで外部用として計画していたのでしょうけど、園の方はこちらを裸足で使うようにされています。そこで、毛羽立ちをぺーバーを掛けたり、塗装したりして対策してきたんだそうです。昨年は取り合えず裏返しにしました。
それでも結果新たに貼り替えたいとのご要望。
メンテナンスを考えると、お高くなりますが人口木材の方が・・・とご提案しましたが、あくまで木材が良いとの事でした。園長先生は天然素材にこだわって居られるようです。
そこでネットでアフゼリア(ファンチータ)という材料を探しだしたのですが、〇建の取引業者ではそれは扱ってないとの事。そこで、それを扱っている会社と直接やり取りをしたのですが、どうも対応が良くありませんでした。いつもこちらからの一方通行で、連絡がなかったんですよ。
結局、杉の一面無節で取り換えました。屋根が掛っているのですぐには痛まないでしょうけど、ある程度メンテナンスをしてもらうことにして。
天然素材にこだわって、塗料もオスモで塗ってます。
テーブルやデッキが新しくなったのに、園児さん達は気づくかなぁ?
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