市総合計画策定市民会議委員として話し合いに参加している。
任期は11月11日から3月31日まで。会議は全6回。
先日が4回目だった。
私のグループは
「安全快適なまちづくり」(防災・安全・街・道路・交通)である。
他に
「安心の暮らしと人づくり」(保険・福祉・子育て・教育・人権・生きがい)
「まちの魅力づくり」(観光・文化芸術・自然・環境対策・産業・企業誘致・市民参画)
がある。
グループでのワークショップの中で、「向こう三軒両隣」ということに触れ話をしたのだが、
それで連想したことについて。
「 向こう三軒両隣 」は
自分の家の向かい側3軒と左右の2軒の家。親しく交際する近くの家、とある。
道を挟んでのお隣さんということになる。
現代の住宅道路事情考えるならば、「ぐるっと一周お隣さん」とした方が良いかも。
連想したのは、
向こう三軒両隣 → 廻して頂戴 回覧板 → 「とんとんとんからりんと隣組」の歌 → 有線放送
当時、そう、50年前は確かにあった。
何があったかというと、 「有線放送(と呼んでいた)」という有線電話があったのだ。
といっても、各家庭にあった訳では無いような気もする。
私の記憶では、間借りしていた大家さんとこにはあった。
隣の農家にもあった。親類の本屋にもあったことを記憶している。
この電話器からは、いろんなお知らせやら音楽が流れていたのである。
流れてない時でも、スピーカーに耳を当てると、何やら小さく聞こえていた。
実際は記憶違いかもしれないが、そこからいつも流れていたと記憶している歌が2つある。
その一つは、秋田民謡の「ドンパン節」である。
調べてみるとその唄の7番目の歌詞だけが流れていたような記憶がある。
7番とは
ドンドン パンパン ドンパンパン
ドンドン パンパン ドンパンパン
ドド パパ ドド パパ ドン パンパン
うちの父ちゃん はげ頭
隣の父ちゃん はげ頭
はげとはげとが 喧嘩した
どちらも怪我ねで よかったね
「怪我ない」 と 「毛がない」 を掛けていて面白かった。
もう一つが、「とんとんとんからりんと隣組」
歌詞は
1.とんとん とんからりと 隣組 格子を開ければ 顔なじみ
廻して頂戴 回覧板 知らせられたり 知らせたり
2.とんとん とんからりと 隣組 あれこれ面倒 味噌醤油
ご飯の炊き方 垣根越し 教えられたり 教えたり
3.とんとん とんからりと 隣組 地震や雷 火事どろぼう
互いに役たつ 用心棒 助けられたり 助けたり
4.とんとん とんからりと 隣組 何軒あろうと 一所帯(ひとじょたい)
こころは一つの 屋根の月 纏(まと)められたり まとめたり
「 隣組とは今で言う「町内会」のようなものである。
正確には町内会よりも更に細分化された、数軒のご近所が集まってできた「班」に等しい。
配給物資の受給・物資の供出・空襲による避難などを一つの隣組が一体となって行うための組織である。
というのは表向き(実際そうだが)で、本音は「相互監視」の意味合いが強かった。」とある。
私はこの「隣組」的なご近所付き合いを再構築していくことが、地域コミュニティー再生のカギなのではないかと考える。
「 新しく越してきた人が、町内会に入らない 」とよく聞く。
相手方の主張のひとつは、
「そんなのに入り込むこと自体が嫌、
家の事を他人に知られたくもないし、よその家の事は知りたくもない。
行事に参加できる時間も無いんだから、会費も無駄払いになる。
お世話になるつもりもないんだから、入る必要ないでしょう。」
といったところ。
しかし、お世話にはならない、なってないと断言はできないようだ。
調べてみると、我々の多くは、町内会の何かしかにお世話になっていることを知ることができる。
まぁ、それもある程度町内会という組織に関わらないと分からないんだけれど・・・。
いざという時は ご近所さんこそ、助け合えるものなのである。
ご近所つきあいは、やはり必要だと思う。
うちの隣組は、昔からある12世帯で「隣保班」と称して、年に一度春に宴会をやっている。
そうそう、有線放送電話 ってこんなんだったきがする。
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