今日は、ブログ開設1周年です。
yahooブログから始まり、手探りの途中で、gooブログに移行しました。
ネタ切れに悩まされながらの一年でした(^^;)
多くの方々のあたたかいサポートによりこれまで何とかやってこれました(^∧^)
1周年にふさわしい品はないかと探したところ、この皿が出てきました。
伊万里青磁の陽刻雲龍紋輪花大皿です。
径 33.0㎝、高 7.9㎝、高台 17.5㎝
高台内、釉剥ぎ部には鉄釉が塗られ、窯道具の跡がくっきりとついています。
青磁の色は、モスグリーン。
青磁釉の透明度が高く(青磁釉が薄い?)、ジカンも含めて、高麗青磁によく似ています。
このような焼き上がりの品は、伊万里青磁では少ないと思います。
見込みには、雲龍紋がダイナミックに刻まれています。
陽刻は、かなりシャープです。
これは、宝珠?
輪花が、水平にスパッとカットされているので、外縁は薄く鋭いです。
ほぼ同一の大皿(写真右)が本に載っているので、較べてみました。
源右衛門窯古伊万里資料館に所蔵されている品です。
径33.0㎝、高7.9㎝、高台17.2㎝ 径33.0㎝、高7.8㎝、高台17.0㎝
両者、非常によく似ています。
同一手といってよいでしょう。
1650~60年代の伊万里青磁です。
初期伊万里から次のステップへ移行し始める時期ですが、まだ、初期の雰囲気を残しているので、ここでは、初期青磁陽刻雲龍紋輪花大皿という名称を使わせていただきます(^.^)
源右衛門窯古伊万里資料館の品は、大きなニュウが2本入っていますが、私のは無傷です・・・・・と、さりげなく(あからさまに?)自慢したりして(^^;)