遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

ブログ1周年! 伊万里初期青磁陽刻雲龍紋輪花大皿

2020年01月04日 | 古陶磁ー大皿・大鉢・壷

今日は、ブログ開設1周年です。

yahooブログから始まり、手探りの途中で、gooブログに移行しました。

ネタ切れに悩まされながらの一年でした(^^;)

多くの方々のあたたかいサポートによりこれまで何とかやってこれました(^∧^)

 

1周年にふさわしい品はないかと探したところ、この皿が出てきました。

伊万里青磁の陽刻雲龍紋輪花大皿です。

 

   径 33.0㎝、高 7.9㎝、高台  17.5㎝

 

高台内、釉剥ぎ部には鉄釉が塗られ、窯道具の跡がくっきりとついています。

 

青磁の色は、モスグリーン。

青磁釉の透明度が高く(青磁釉が薄い?)、ジカンも含めて、高麗青磁によく似ています。

このような焼き上がりの品は、伊万里青磁では少ないと思います。

 

見込みには、雲龍紋がダイナミックに刻まれています。

陽刻は、かなりシャープです。

 

 

 

 

 

 

   これは、宝珠?

 

輪花が、水平にスパッとカットされているので、外縁は薄く鋭いです。

 

ほぼ同一の大皿(写真右)が本に載っているので、較べてみました。

源右衛門窯古伊万里資料館に所蔵されている品です。

径33.0㎝、高7.9㎝、高台17.2㎝                  径33.0㎝、高7.8㎝、高台17.0㎝

 

両者、非常によく似ています。

同一手といってよいでしょう。

1650~60年代の伊万里青磁です。

初期伊万里から次のステップへ移行し始める時期ですが、まだ、初期の雰囲気を残しているので、ここでは、初期青磁陽刻雲龍紋輪花大皿という名称を使わせていただきます(^.^)

源右衛門窯古伊万里資料館の品は、大きなニュウが2本入っていますが、私のは無傷です・・・・・と、さりげなく(あからさまに?)自慢したりして(^^;)

コメント (8)
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