遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

絵瀬戸草花虫紋中皿

2020年07月19日 | 古陶磁ー大皿・大鉢・壷

草花虫紋が描かれた絵瀬戸中皿です。

 

径 21.7㎝、高 3.9㎝、高台径 11.5㎝。  江戸後期~明治。

器形は、先に紹介した絵瀬戸夕景帰帆図中皿とほぼ同じで、標準的な絵瀬戸皿です。

 

この皿の見どころは、何といっても絵柄でしょう。

奔放な絵付けは、初期伊万里皿を髣髴とさせます。

鉄釉ではなく、染め付けなら見分けがつかないほどです。

虫は、蝶かトンボか?

草花の種類もわかりません(^^;

 

 

絵瀬戸は、石皿や行燈皿に比べて、ガサガサした土と焼き上がりです。

その分、脆く、使用しているうちに満身創痍になります。

 

当り痕がすごいです。

日用雑器の宿命、それとも勲章か?

コメント (4)
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