遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

皺くちゃジャガイモを種にしてみた

2023年03月11日 | ものぐさ有機農業

どんどん温かくなるので、せかされる様にしてジャガイモの植え付けを行いました。

まず、自家製ボカシと有機肥料(ソイルファイン)を鋤きこみ、畝3列にマルチを全面に敷きました。これで準備OK。去年成績が良かった超浅植えで行きましょう。

問題は種芋。去年は品薄で、苦労して入手しました。そこで、ヒラメキが🫡 そうだ、例年、前の年に収穫したジャガイモが、この時期まで残っている。もう、食べるのもどうかというほどやつれているけど、腐ってはいないはず・・・捨てられそうになった段ボール箱を覗いてみました。

おお、あるではないですか、メークインお嬢様(昔)たち。しかし、お顔が皺くちゃ。手でつかむと、水分が抜けてフニュフニュしています。でも、芽が出ている(中には、モヤシのように伸びた芽も)。これは可能性有り、ではないですか。

 

ダンシャクも同様。こちらの方はもっと小さくてみすぼらしい。でも、芽は太くて立派。おまけに髭のような根がびっしりと出ています。お顔皺くちゃの昔紳士たちですが、まだ逞しさは残っていそう(^.^)

というわけで、そうか病予防で、ソイルファインエキス5倍液に浸して一日乾燥した後、植え付けを行いました。ただ、皺くちゃジャガイモだけでは量が足りません。やむを得ず、男爵3㎏(写真中央のお顔ツルツルのジャガイモ)を購入。全部で、24個X2条x3列、144個の種を植え終わりました。ダンシャク2列、メークイン1列、一部に新顔の北海͡コガネを入れました。

マルチの上に、瓦や石、鉄棒などが置いてあります。これは、強風(まだ、伊吹おろしが吹くこと有り)が植穴から入り込んでマルチを内側から飛ばしてしまわないための重しです。一か月ほどして、マルチが畝になじむまではこのまま(^^;

左方に見えているのは、柿の木の切株です。この畑は、先回、エンドウの棚を作った場所とは別の所にあります。周りを富有柿畑にぐるっと囲まれていたのですが、次第に、柿の木が伐採され、淋しくなってきました。柿生産者が高齢になって、手間のかかる柿栽培をやめていくのです。

気が付けば周りは老人ばかり、そして富有柿は減少の一途。そんな中、皺くちゃの老ジャガイモに頑張ってもらい、最後の一花😊 フレッシュジャガイモを沢山作り出してくれることを期待しましょう(^.^)

 

コメント (6)
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