遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

陶胎七宝草花蝶紋把手付蓋物

2024年08月07日 | 陶磁胎七宝

陶胎七宝の把手付蓋物です。

 

 

 

胴径 12.9㎝、高台径 7.2㎝、高 10.3㎝。重 438g。明治初。

クリーム色の陶土に泥七宝の典型的な陶胎七宝です。

ハート形植線で地を埋め、草花と蝶紋を煌びやかに配置しています。

京都錦光山系の作品ですね。

把手も含め、蓋の装飾が特に見事です。

桃形の把手は、七宝ではなく、色釉で彩色されています。

蓋に較べると、胴は地味です。

蓋のような草花蝶紋ではなく、幾何学模様が主です。

以前のブログで、陶胎七宝草花蝶紋蓋物を紹介しました。

今回の品と非常によく似ています。

二つを並べてみると、把手を除けばウリ二つ。

本体(胴)を交換しても、わからないほど(^^;

ヨーロッパでは、宝飾品入れにでも使われたのでしょうか。

私なら、お菓子入れ(^.^)

コメント (6)
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