先回のちゃつによく似た大きさと絵付けの木皿がありました。
秀衡塗りの小皿、5枚です。
径 16.7㎝、底径 10.0㎝、高 2.3㎝。現代。
秀衡塗りは、奥州平泉で栄えた藤原氏が京文化を導入して始めたと言われる塗物です。漆と金をふんだんに用いた豪華な装飾、独特の雲(源氏雲)と金の菱紋が特徴です。
先回のちゃつと同じように、中央に草花が描かれていますが、花の種類はわかりません。
強度を増すため、輪島塗と同様、木地表面に布を巻き付けて(布着せ)から漆を塗るので、表面に木目は表れません。
全面、手描きの皿です。違い探しが楽しみです(^.^)
1枚目:
2枚目:
3枚目:
4枚目:
5枚目:
これは、超難問でした(^^;
1枚目ー4枚目。
5枚目。
それほど複雑な塗りではないとはいえ、これだけの手仕事をきっちりとこなす現代の職人さんに拍手です👏
でも、高いので買っていませんが(~_~;)
古い秀衡碗には憧れます。
もっとも、これも、古い根来塗りと同じように、滅多に存在しないのでしょうけれど、、、。
東北には他にもすばらしい塗りがありますね。漆の生産地でもあったからでしょうか。
古秀衡は古根来よりも稀少だと思います。合鹿椀とともに、一度は手にしたい品ですが、残念ながらニッチコレクターの入る余地はありません(^^;