故玩館の面白グッズコーナーに置いてある燭台です。
全体:高さ 38.7㎝。台:17.7cm x 11.3cm x 9.8㎝。時代不詳。
これまで、しっかりと眺めた事がなく、木製の燭台だとばかり思っていました(^^;
実際は、台と軸が木製、人頭と火皿部は銅製です。
光の当たり様によって、何とも言えない雰囲気が出ます。
人頭の造りからして、日本製ではないようです。アフリカか東南アジア方面の品でしょう。
重い木のブロックに、燭台の木の軸棒がしっかりと挿しこまれています。
金具が大きく、相当太いロウソクでないと金具にささりません。そんなロウソクはどこで入手できるのでしょうか。
まわりには、熔けた蝋が溜まっています。
人頭の横側にも蝋が飛び散っています。
こうやって見ると、かわいい乙女のようですが・・・
光の当たり具合で、
怨みの表情に変わります。
ロウソクに火がともった時の表情や如何に(^.^)
遅生さんのコレクションの幅広いのに驚きです。
なんとも面白い燭台ですね。
古道具屋さんで見かけたとしても、私はスルーしてしまうかもしれませんが、遅生さんにはお宝が分かるのだと思います。いつも楽しませていただいています。
捨てる神あれば拾う神あり。
誰かが作って、誰かが使った物には違いありません。
これといった信念もなく、気の向くままにガラクタを拾い集めてきました。こんな蒐集ですが、格好をつけた言い方をすれば、物の多様性の隅っこを担っているのかもしれません(^^;
なんとも物騒な・・・でも、良く見ると可愛い子供の顔。
そうですか顔つきからいっても日本製ではないのですね。
金具だって日本のものではダメなようですし。
私ろうそくの明かりって好きなのです。
でも、地震が多発しだしてから使う回数が極端に減りましたよ。
私が蚤の心臓のせいかもしれませんが。
どんなお顔になるのでしょうね。
揺らめく灯の下、興味深いです。
その点、この燭台は怖いけれど良い品だと思います。
しかし、実際の所、夜、一人でこの品と対峙していると、ゾッとすることがあります(^^;
でもせっかくですから、この品と他の品を組み合わせて、ゾゾっとくるコラボをつくってみたいと思っています(^.^)
ただ、ロウソクをたてる金具があまりにも太いので、これに合うロウソクをどうするか、思案中です。
顔の表情が、見る角度によって、照らしたり、曇ったりするのですね。
能面のようですね(^_^)
こうなったら、この品を何とか生かす方法を考え、悪趣味道を邁進するより外ありません(^.^)