祭面、神楽面
以下の面は、おそらく、村祭りや神楽で使われた面とおもわれます。時代は、江戸中期~明治初でしょう。
故玩館には、このような面は、20枚ほどありますが、いずれも、長さが20cm前後で、人間の顔がほぼ隠れる大きさです。そして、軽い。長時間つけていても大丈夫です。もちろん、両眼が開いています(ごく一部、開いていない面も)。
ひょっとこは、神楽や祭の人気仮面ですが、そのルーツは諸説あって、はっきりしません。口をとがらせて、息を吹くところから、火吹き男がなまってひょっとこになったというのが有力です。実際、東北地方では、竈面としても使われていました。
また、口の歪みが小さく、まっすぐに吹いているのが古いタイプの面だともいわれていますが、どうでしょうか。
狂言で用いられる嘯吹(うそふき)も、ひょっとこの一種と言えるでしょう。
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