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時悠人chosan流処世術

★戦時でなくても、、、

2021-08-10 07:31:01 | 日記・エッセイ・コラム
 大岡正平の小説「野火」を紹介した8月5日付けの「天声人語」は、今の日本とダブり、示唆に富む。

 小説の梗概は、野戦病院に送り込まれた主人公が、軍医に肺病なんかで病院に来るなと怒鳴りつけられ、隊に戻ると、分隊長が、病人を抱える余裕はない。「病院へ帰れ。入れてくれるまで座り込め」と、、。

 自宅療養中に容体が悪化し、入院しようとしたら、救急車の搬送先が決まらない現状と似ている。

 限られた医療施設の収容能力に制約があるにせよ、「重症化リスクの高い人」の判断を委ねられた都道府県には、別の新たな問題が発生する。

 戦時中ではなく、平時でも、新型コロナや別のパンデミックは起こり得る。論理的には理解できても、非現実的な対策は、国民を不安にさせる。

 「東京五輪に金メダル」と評するのは、無責任な立場に置かれた人たちの気まぐれに過ぎない。"(-""-)"