東京電力福島第一原子力発電所事故関連で気になるニュースが
続いています。
今期のコウナゴ漁断念 北茨城沖で再び基準超
2011年5月1日 茨城新聞
県内の漁業関係者でつくる県漁業関係東北関東大震災対策本部は30日、
県の自粛要請を受けて操業を見合わせているコウナゴ(イカナゴの稚魚)漁
の今期終了を 決めた。北茨城市沖で28日採取したコウナゴから食品衛生法
の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出され、漁の再開が見込めない
と判断した。茨城沿海地 区漁連によると、昨年のコウナゴ漁は3月から6月
中旬まで操業。シラス漁は早ければ5月9日から出漁する予定という。
また県は30日、北茨城市沖で29日採取したコウナゴから再び基準値(1キロ
当たり500ベクレル)の2・8倍のセシウムを検出したと発表した。一方、
ひたちなか市沖ではセシウム、ヨウ素ともに基準値を大幅に下回った。
汚泥がセメント原料に セシウム検出の処理場
(共同通信 2011年5月2日)
住友大阪セメントは2日、福島県郡山市の下水処理場「県中浄化センター」
で汚泥などから高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、同社の栃木工場
(栃木県佐野市)がこの処理場から出た汚泥をセメントの原料として使って
いたと発表した。
同社によると、福島県がセシウムを検出したのは4月28日に採取した汚泥で、
この日以降に受け入れた汚泥を使ったセメントは出荷していない。
だが、地震発生後の汚泥を使って製造したセメントの一部は、栃木県内や
周辺の地域に既に出荷されており、ビルや道路などで使われた可能性があると
いう。同社は安全性や詳しい出荷先の調査を実施する。
セメント産業では下水の汚泥を原料として使うことが多く、栃木工場は震災前
から県中浄化センターから汚泥を受け入れていた。同社は当面の間、栃木工場
でのセメント生産を中止し、出荷も停止する。県中浄化センターからの汚泥の
受け入れも安全が確認できるまで中止する。
(共同通信 2011年5月2日)
住友大阪セメントは2日、福島県郡山市の下水処理場「県中浄化センター」
で汚泥などから高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、同社の栃木工場
(栃木県佐野市)がこの処理場から出た汚泥をセメントの原料として使って
いたと発表した。
同社によると、福島県がセシウムを検出したのは4月28日に採取した汚泥で、
この日以降に受け入れた汚泥を使ったセメントは出荷していない。
だが、地震発生後の汚泥を使って製造したセメントの一部は、栃木県内や
周辺の地域に既に出荷されており、ビルや道路などで使われた可能性があると
いう。同社は安全性や詳しい出荷先の調査を実施する。
セメント産業では下水の汚泥を原料として使うことが多く、栃木工場は震災前
から県中浄化センターから汚泥を受け入れていた。同社は当面の間、栃木工場
でのセメント生産を中止し、出荷も停止する。県中浄化センターからの汚泥の
受け入れも安全が確認できるまで中止する。