IMFトップを性的暴行容疑で逮捕 宿泊ホテル従業員に
(asahi.com 2011年5月15日9時4分)
米ニューヨークの捜査当局は14日、宿泊していたホテルの
女性従業員に対し性的暴行をしたとして、国際通貨基金(IMF)
のトップで専務理事のドミニク・ストロスカーン容疑者を逮捕した。
ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が報じた。
報道によると、ストロスカーン専務理事は、ケネディ国際空港
からパリに向け出発直前のエールフランス機内で拘束されたという。
ストロスカーン専務理事は、2007年11月から現職。90年代
に仏財務相などを経て、07年の大統領選でも一時社会党から立候補
を目指した。仏政界の左派の中では、最も大統領に近い男などと指摘
されているという。(ニューヨーク=田中光)
I.M.F. Head Is Arrested and Accused of Sexual Attack
ニューヨークタイムズの記事で確かめると、この”事件”が起ったのは
ソフィテル・ニューヨーク。土曜日の午後一時頃、32歳のメイドが
ストロスカーン氏の部屋へ掃除に入ったところ、バスルームから
同氏が真っ裸で出て来て、彼女を性的に暴行しようとしたといいます。
女性は振り切って逃げ、”事件”の報告を受けたホテル側が911に通報
したということ。警察が現場に到着した時、同氏の姿はなく(慌てて
その場を離れたのか)携帯電話が置き忘れてあったらしい。
女性は”軽症の治療”のため救急車でRoosevelt Hospitalへ搬送された。
ストロスカーン氏は来年5月に予定されているフランス大統領選の
最有力候補と言われていて、同氏逮捕でフランス政界の混乱は必至
と見られています。