大空と大地の中で。

大自然を相手に駆け回ってます。

日本二百名山 白砂山

2019-05-28 13:36:48 | 日本二百名山

 2019年5月25(土)・26日(日)

 

山を始めた頃に知り合ったメンバーと、久しぶりに山へ行く事になった。

24日(金)の夕方、単身赴任中の群馬の山友さん宅に全員集合して前夜祭。

マットとシュラフで雑魚寝。

早朝、4時に出発して、

白砂山登山口 7:00スタート。

白砂山は新潟・長野・群馬の3県境にある山です。

すぐにハンノキ沢の渡渉、エンレイソウやショウジョウバカマが咲き、

マイズル草の葉っぱが群生。(蕾はまだだったけど)

その先には崩壊地の短いトラバース。

地蔵峠分岐

地蔵峠の標識は、木の上の方にあり見落としてしまいそうな場所。

そして直ぐに地蔵山。(山頂標識なし)

地蔵山であるであろう場所からは野反湖。

足元には、ヒメイチゲにイワナシと可愛い山野草が咲いていました。

良かった! まだ名前覚えていた。さて、来年まで覚えているかな?

メンバーの中に山野草に詳しい方が居て、その都度、名前を教えてもらいながらの山登りでした。

地蔵峠分岐からシラビソ尾根を登ります。

雲一つない快晴、野反湖とエビ山とか高沢山?等が眺められました。

暫くして最初の雪渓、歩いて5分の水場の標識。

ホントに歩いて5分? 誰かがそんな疑りぶかい事を言ってたっけ。

雪渓が多く、左の沢ルートか右の夏道ルートをとるか?GPSで確認しながら夏道ルートを登ってゆくも、

途中で藪にぶつかり、沢ルートで登って来た地元の山グループと一緒になる。

その後、地元の山グループの方々と、数度の藪こぎをしてやっと夏道と合流。

やっとの事で、堂岩山到着。

少々休憩。

堂岩山から急降下して、堂岩分岐となり森林限界。

ここから白砂山までは、気持ち良い稜線歩きとなるが、

この日は、全国的に気温も高く暑い一日であった。

白砂山山頂も見えて来ました。

目指す白砂山は、まだまだ遥か稜線の先です。

白砂山の手前には、猟師ノ頭。

何度となく雪渓を歩く。

稜線からは浅間山に雪の被った八ヶ岳、さらに遠望すると富士山まで眺められました。

雪渓の上を歩く、我々「とんちんかん」のメンバー達。

「とんちんかん」が多いから? 

はぃ!このメンバー私も含め「とんちんかん」多いのです。

なので、常に笑いが絶えません。

もう少しで猟師ノ頭。

猟師ノ頭手前には、シャクナゲの木が多く、大きな蕾から小さな蕾を沢山付けていました。

そしてミネザクラも咲いていたっけ。

猟師の頭到着。

猟師の頭からは、一旦下り、数度となく雪渓を歩き、

時折吹く風が爽やかで気持ち良い。

最後の長い急登を登り、さらに一段高いピークが目の前に現れ

白砂山山頂着。

山頂は一面、雪に覆われていました。

360度開けた絶頂からは、上信越国境の山々に赤城連山に日光連山、

目の前には、200名山の佐武流山、鳥甲山。

東に燧ヶ岳、至仏山、上州武尊山、奥白根山、男体山。

そうそう北アルプス 白馬岳辺りに八ヶ岳も、文句なしの快晴です。

山頂でゆっくりランチを楽しみ下山。

とにかくアップダウンが多いので、下山も大変であり、

雪が融けて登山道は泥濘状態でしたが、頭の中はビール・ビール。

下山も長い道のりでしたが、無事に15:40分着。

この日は、登山口近くにある野反湖キャンプ場でバンガローを借りていたので、

手続きを済ませバンガローに入り、取り合えずビールで乾杯!

 

一息ついた所で、コインシャワーを浴びに行って、

その後、焼肉・寄せ鍋を美味しく頂き、アルコールも回り23:30頃まで大宴会となりました。

楽しい一日でした。

ありがとう♪ お疲れ様♪

 

翌日25日(日)

エビ山の予定?だったけど、

前夜、あれだけ大騒ぎすれば、朝早くなんて起きられません。(笑)

外のテーブルで、ゆっくり朝食を頂き、

吾妻峡温泉天狗の湯に立ち寄った後、おいしいおそばを食べて解散。

お疲れ様でした。

 

 

 

 

 


三ツ峠

2019-02-07 18:15:14 | 日本二百名山

2019年2月5日(火)

山梨県・三ツ峠へ。

最初は2/6の予定であった三ツ峠、6日の天気予報は雨。

それでは、晴れマークの出ている5日に前倒ししましょう♪

林道は雪があり氷ついていたり、向きによっては土が出ていたりと滅茶苦茶。

こんな時はやっぱり長靴の出番ですね。

予報では晴れマークだったのに、朝から曇天で富士山は霧に覆われ、

展望台も寒々とひっそりしている。

ここまで来たので、折角なので開運山まで登りましょう♪

展望台から開運山まで、新しく階段が出来ていたのにはびっくりした。

富士山も眺められず、がっくりの山頂。

パラパラと雪も舞っている。

展望台に戻って、味噌煮込みうどんを作って昼食としました。

 

天気予報に裏切られた、三ツ峠でした。

味噌煮込みうどんは、美味しかったです(*^-^*)


七面山 敬真院 宿坊体験 ♯2

2019-01-04 10:53:43 | 日本二百名山

 2019年1月2日(水)

早朝4時起床の館内放送が流れる。

放送と共に、周りがざわつき私は布団の中で、モソモソと着替えをしていた。

すると、番頭さんが「おはようございます。」と、言いながら障子を開けて、

素早く布団の片づけが始まった。

長い一枚の布団を、グルグルと巻いてしまう。

もたもたしていると、一緒に簀巻きにされてしまいそうな勢いだ。

 

4時半朝の勤行。

冷たい空気が張り詰めた本堂。

僧侶の読経が本堂の中に響き渡り、身が引き締まる様な元旦の朝を迎えた。

 

6時45分頃、初日の出を見るために随身門までの階段を上がると、

随身門から富士山が見えるが、雲が多い。

初日の出まで、雲に覆われたくないのだが・・・。

僧侶達がお経を唱えながら、ご来光を待ったのだが、

富士山は雲の中。

なかなか現れてくれません。 

ご来光の時間まで待ったのだが、雲が取れそうもなく諦めて宿坊へ。

朝食をとりながら、他の人達と話していると、

なんと7時12分頃に、雲が取れ真っ赤な富士山が拝めたらしい。

もう少し待てば・・・。と、思ったのだが寒くて寒くて待つことは出来なかった。

身支度を整え、随身門脇から七面山へ。

途中、視界が開けた場所から初富士を拝む。

途中の大崩れ(ナナイダガレ)、蟻地獄のようだ。

七面山山頂。

山頂は、視界がなく

その先の希望峰までゆく事に。

希望峰から南アルプスの展望を眺める。

雪の被ってる山の右から、北岳・間ノ岳・農鳥岳・左にいって塩見岳。

風もなく暖かい山行でした。

随身門から富士山。

奥の院に繋がる、二ノ池にちょこっと寄って下山。

お疲れさまでした。

 

 皆様にとり、健康で無事な1年でありますことを祈念します( ^)o(^ )

 


最強!越後・十字峡~中ノ岳~丹後山周回 ♯2

2018-09-30 14:50:02 | 日本二百名山

2018年9月24日(月)

山屋の朝は早い。

暗い内からヘッデンの明かりで、ガサガサ ゴソゴソとあちらこちらで聞こえてくる。

お昼過ぎから雨予報だが、朝は快晴でホットする。

越後駒ケ岳も、

八海山も綺麗だ。

朝 目覚めると、昨夜遅くに八海山から縦走して来た若者2人が寝て居た。

いつ小屋に入って来たのか、まったく分からなかったが、

今日は、越後駒ケ岳へ縦走して帰るらしい。

避難小屋にも誰も居なくなり静かになりました。

そろそろ、我々も出発しましょう♪ 

9合目 段の池まで下り、

9合目分岐から丹後山方面へ。

こちらも長い縦走路です。

雨が降らない事を祈ります。

朝露で全てのものが滑ります。

小兎岳の直下で、濡れた岩場をよじ登り、さらに急登を上がると小兎岳。

そしてまた兎岳へと登る。

こちらの縦走路はアップダウンが激しいです。

雪渓が見える。

兎岳山頂。

誰かが書いたのであろう、手書きの山頂標識。

正面には中ノ岳。

大水上山へ

中ノ岳と、その後ろに越後駒ケ岳

そしてまた歩く。

ここまで来るとやっと足腰に優しく、気持ち良い縦走路になってきました。

こちらから眺める荒沢岳も見事です。

やっと大水上山

流域面積日本一の、利根川水源碑。

とっても穏やかな縦走路。

丹後山山頂。

山頂から少し行った場所に、丹後山避難小屋。

地元のボランティアの方々が、小屋のペンキ塗りをしていました。

お昼は、小屋の中でのんびり頂きました。

あぁ~、やっと半分位来たのかな?って。

 

小屋でゆっくり寛ぎ、下山へ。

道標には巻機山とあるが、地図にはルートもないし登山道もなかった。

昔は歩けたのだろうか?それとも残雪期だけ歩けるルートなのだろうか?

それにしても遠いような。

三連休だというのに、静かで穏やかな山。

穏やかな道は続きます。

いよいよ下山。

いかにもハイキングコースの様なブナの林があったり、松の巨木があったり、きのこが蔓延る枯木があったりしますが、

登山道は決してあまくはありません。

急坂・急坂の連続で、太ももがパンパンになって来たころ、

やっと林道へと出ました。

登山センターまでは林道を50分程歩きます。

三国川沿いを歩いて、

途中、多くの滝を眺めながら十字峡へ。

 

久しぶりに最強にきつい山でした。

翌日から肉離れでもしたかの様な、強烈な筋肉痛に悩まされました。

 

お疲れ様でした。

 ふぅ=3

 

 


最強!越後・十字峡~中ノ岳~丹後山周回 ♯1

2018-09-29 12:46:05 | 日本二百名山

2018年9月23日(日)ー24日(月)

 

越後三山の一つ、中ノ岳へ。

越後三山とは、百名山で有名な、「越後駒ケ岳」と二百名山である「中ノ岳」「荒沢岳」。

今回は、越後三山の最高峰である中ノ岳へ。

どうせなら十字峡から中ノ岳~丹後山~十字峡と周回しましょう。

十字峡登山センター近くの駐車場に車を停め、

7:45 十字峡登山口からスタート。

しょっぱなから狭い急な階段。

重たいザックに、まだ体が慣れてない為なのか、後ろにそっくり返りそうだ。

急な階段が終わると、歩きやすくなったけど、この優しい登山道も束の間。

再び急坂、こしひかりで有名な魚沼の山だけあって、粘土質で滑りやすい。

 

2合目手前で、先行していた若者2人が早くも戻って来た。

聞いてみると、2合目先でスズメ蜂に刺されたって。

対して痛そうな顔もしていなかったので「痛くないの?」って、聞いてみると、

「一瞬チクって刺されただけなのに、今 すっげぇ~痛いです。 」って、そりゃそうだよね。

岩場をよじ登ったり急登があったりしながら2合目へ

スズメ蜂は居なかったけど、蛇がはっていた

十字峡のダムが見える

これから登る中ノ岳かな?

季節がら沢山のきのこが生えていたけど、見栄えの良いきのこを写してみました。

登山道を塞ぐ倒木、この倒木を跨ぐのはかなり厄介だった。

重たいザックを担ぎ、やっと4合目まで登ってきた。

既に急登続きでヘロヘロ、クタクタなのに、ここから5合目である日向山までは、試練の連続。

この4合目は魔の4合目となった。

段差は大きく片足上げて、1.2のさぁ~んで踏ん張って登ろうとしても、疲れ過ぎて体が上がらない。

もう一度、1.2のさぁ~んで、体とザックを踏ん張って上げ様とするが気力がない、

そしてもう一度・・・、おいっしょ! はぁ~。

またまた段差だ、今度は木に手をつけて登ろうとして「ふと」木を見ると、

きのこが沢山へばりついてた。

 

「おいっしょ!」 と登り

「はぁ~」と一息

何度も何度も立ち休みしながら、歩かなければ、登らなければ前には進まないぞと、

心の中で叫び、「あぁ~、バイオニック・ジェミーになりたい!」

 

ホントに辛い辛い登りで疲労困憊過ぎて、

今ここで熊と遭遇しても驚く気力も、怖がる気力もなく、どうにでもしてくれ状態だった。

やっと、5合目 日向山山頂に辿りついてほっとしたが、

先を見ると目的の山「中ノ岳」が聳える。

「はぁ~、まだあんなにあるの?」 心が折れそうになる。

休憩しているとスズメ蜂が纏わりつき、ゆっくり休憩もして居られない。

4合目から5合目が一番きつかった。

5合目から一旦下ると、ホットするような地塘

6合目を過ぎると、下山してくる人 数名とすれ違い、

後ろを見ると日向山の眺め。

7合目

5合目から、マップタイムがあまくなってきたので、気分的に楽になった。

山肌の紅葉も始まり

翌日に歩く山々の稜線と、

後ろを振り返ると、日向山から歩いて来た稜線の眺め、

ここまで遥々来たものだ。

 

中ノ岳山頂

8合目を過ぎ、9合目段の池分岐

翌日は、この分岐から小兎・兎岳・丹後山へと行く。

段の池からは、越後三山の一つ二百名山の「荒沢岳」。

ここの山も厳しそうだ。

八海山 八つの峰も見える

山肌の彩りも良くなり

苦行から少し解放されて来た。

そして最後の急登を4足歩行で登ってゆくと、

二百名山「中ノ岳」山頂。

ホッ!

山頂から10分程の場所にある、中ノ岳避難小屋。

中は綺麗で、1階と2階に分かれていた。

中に入ってみると、1階は混んでいたので2階へ。

2階も混んでいたけど、スペースを空けてもらい寝床の用意。

 

私の隣の3人のグループの方、ガイドとポーター付で十字峡から登ってきたと、

見ていると、夕食・朝食・デザート・飲み物の用意と至れり尽くせり。

ポーターも居るから、マット・シュラフまで自分では持たない。

はぁ~、凄いな。

重たい荷物を担ぎ体をはって登るか、お金を使って登るかの違いか。

 

そして反対側の年配の方は、1.8Lのワインを担いで越後駒ヶ岳から登ってきたと。

翌日は、八海山へ縦走するって。

1.8Lを担いで縦走するこの方も凄い。

 

色々な登り方があって面白いね。

 

お休みなさい。

 


北アル  クラッシクルート~徳本峠~霞沢岳~上高地 ♯2

2018-09-19 07:07:19 | 日本二百名山

2018年7月26日(木)

おはようございます♪

まったく、暑さを感じさせない徳本峠の夜明け。

酷暑を忘れ、とても気持ち良い朝です。

豪華な朝食とお昼用のサンドウィッチの完成。

昨夜、たらふく食べて飲んで、お腹パンパンだったのに、朝になればまた豪快な食欲です。

朝からたらふく食べて、霞沢岳へ。

徳本峠から少し登った場所からは、穂高の山々。

最高のロケーション。

山の天気は気まぐれなので、写真を撮れる内にカメラに収めておきましょう。

山友さんは何度となく霞沢岳に登っているので、この辺でテン場へと戻ってゆきました。

少し登ると平坦な歩きやすい道になり、暫く歩くと、

ジャンクションピークがあります。

ジャンクションピークからの眺め。

ジャンクションピークから、k1ピークまでの道のりがとても長かった。

花畑があったり、笹藪があったり、登った分下ったり。

「あぁ~、こんなに下っちゃたよ」と、ボッソと呟いてみたり・・・。

変化のある山歩きで、尾根に出ればガンガンの陽射しが照りつけ、

ジャンクションピークからK1ピークまでの取り付きまでは、結構 過酷でした。

先はまだですが、k1ピークも見えてきました。

迫力ある穂高の眺めに活力をもらい、よし!登るぞぉ~と思ったり・・・。

自然に癒され、k1ピークへと繋がる最後のトラロープを頼りに山頂へ。

やったぁ~、誰も居ない霞沢岳K1ピーク。

最高な眺めにひたすら感動。

k1ピークから焼岳、でっかいなぁ~。

k1ピークから穂高、圧巻です。

誰も居ない山頂でしばし穂高を眺めボォ~と、何も考えたくない無の状態か放心状態。

とても満足の時間を過ごし、酷暑の東京へ帰りたくない気分に陥る。

しかしk1ピークで終わりではない、ここで終わりにして下山しても良かったけど、

やっぱりここまで来て、この先の霞沢岳に行かなかったら、後で絶対に後悔すると思い、

頑張って霞沢岳へ。

k1ピークから霞沢岳までは、

短いようで遠い、遠いようで短い往復2時間程の道のり。

k1ピークから霞沢岳は、高山植物も沢山咲いていたのがとても嬉しかった。

霞沢岳到着。

この山頂も独り占めでした。

展望は、K1ピークからの方が最高かな。

山頂でフレッシュなオレンジを食べて元気を取り戻し、下山。

k1ピークから霞沢岳へ登る時は、穂高が背になったけど、逆は目の前に穂高を眺めながら歩けるのが、

また、贅沢な気分にさせてくれました。

霞沢岳からk1ピークに辿り着くと、

再びこの迫力の虜になり、また写真に収めなくては居られない衝動になってしまった。

綺麗だねぇ~、時間が許すのであれば気がすむまで眺めていたい。

下山時に咲いていたクルマユリ。

徳本峠着。

早速、ビールでお疲れ様・・・。

テント撤収して、明神・上高地へと下山。

分岐に到着。

ここから明神・上高地と疲れた体には、ダラダラと長い道のりなのだ。

上高地バスターミナルに着くと、運よく松本行きのバスに直ぐに乗車できラッキー。

途中の安曇野支所で下車し、山友さんの車で近くの温泉へ。

JR塩尻駅まで送ってもらい、缶チュウハイ買って特急あずさに乗車し、帰宅。

お疲れさまでした。

 

 


北アル  クラッシクルート~徳本峠~霞沢岳~上高地 ♯1

2018-09-18 12:51:47 | 日本二百名山

 2018年7月25日(水)-26日(木)

 

 9月中旬に入ってしまいましたが、私のブログは7月のお話しです   

7月は、以前から気になっていた、

「徳本(とくごう)峠越え」のクラシックルートを歩いて来ました。

 北アル  クラッシクルート~徳本峠~霞沢岳~上高地。

 

このクラッシクルートは、釜トンネルが完成する以前まで、

上高地へと入るには、島々から島々谷川、島々谷南沢沿いを進んで徳本峠を越えて明神から上高地に抜けるルートであり、

その日本アルピニズム発祥における歴史的なアプローチ道でもある「徳本峠越え」を歩く機会に恵まれました。

ウェストンと島々谷のガイド・嘉門次が越えた徳本峠を、古典的なルートでもあります。

 

上高地の河童橋までのバス路線が開通したのは昭和8年のことであるらしいが、

それを本国(イギリス)で知ったウォルター・ウェストンは涙を流して悲しんだと言います。

 

さて・・・、そんな徳本越えは、どんな道なのか楽しみで、ワクワクします。

前夜は、

新宿発の夜行バスに乗車し、早朝、新島々で、山友さんにピックアップしてもらい、

 

安曇支所の駐車場をお借りし、登山口へ。

駐車場から徳本峠登山口迄は10分程。

徳本峠入口から上高地まで20km!

程なくしてゲート前。

結構厳重な鎖グルグル巻きでした。

 ゲートを開けて、まずは平坦で長い島々谷林道歩きです。

森はどんどん深くなってゆくが、緩斜面の登山道が、島々谷に沿って伸びています。

山友さんとお話ししながら、のんびり歩いてゆく。

都会の酷暑から逃れて来た私は、島々谷を流れる沢の音にリラックス気分でした。

林道終点の二股で小休止。 

入ってはないけど、トイレもありました。

二股からもずーっと沢の流れる音を聞きながら、道はまだまだ緩やかで、

リラックスしながら歩けます。

ホント、気持ちの良い森林浴気分。

紅葉の時期は、カメラを抱えた人々で賑わうのかな?ってくらい、

紅葉の時期も、きっと最高の場所でしょう♪

幾度となく橋を渡る。

途中、炭焼きがまの後があり、昔の人々の生活が伺えます。

再び橋

こんな道も好きだなぁ~。

良く整備された登山道、このクラッシクルートはいつまでも残してもらいたいルートです。

森も青々、生き生きとして綺麗だし

紅葉の時期は、カメラを抱えた人々で賑わうんだろうなと、またまた思ってしまう場所。

そんな事を、思いながら歩いていると、

再び橋があり、その橋は「岩魚留橋」と書いてあった、奥には小屋が見える。

今は営業してない、岩魚留小屋だ。

清流の音を聞きながら、小屋の軒先をお借りしてランチタイム。

山友さんに貰った、鮭がたっぷり入った、おにぎりが美味しかったなぁ~。

このルートは、徳本峠まであと1時間という所迄ずっと沢沿いの登山道なので、

マイナスイオンを沢山浴びながら、気持ち良く歩けます。 

岩魚留小屋を過ぎると、山野草もちらほら。

心が和み、目を楽しませてくれる山野草。

森はさらに深くなってゆく、もののけの森か?

徳本峠まで、後1.9キロだ。

この辺りから傾斜がきつくなり、頭の中は早くテン場に着いてビールが飲みたいモードになって来たが、

まだ、ちから水と言われる水場が現れてない、ちから水はまだか?まだか?

そろそろなのだが、その気配がない。

小さな沢が流れてる場所があった・・・

ここがちから水なのか?いや、ちから水と間違いやすい場所ではあるが、ここではない。

ちから水手前でやっと、辺りの山が見えてきた。

そして数歩進むと、そこには

細い水量ですが、「ちから水」の看板。

濁りもなく、冷たく疲れが吹き飛ぶくらいの美味しさでした 。

徳本峠まだ1キロ、ここからさらに傾斜はきつくなり、後1キロがとても長く、

沢を離れてつづら折りの坂を登れば徳本峠に到着なのだ。

そして、この辺から蚊の大群に悩まされる事となる。

着いた!徳本小屋「峠の宿」だ。

テン場代を払って、穂高連峰が見渡せるテン場にテント設営。

 目の前に穂高連峰が真近に見える

(前穂・明神・奥穂・ジャンダルム etc. 「ここでしか見れない角度だ !」と)

設営後、早速ビールで乾杯♪

赤く染まる山々を写真に収めたかったけど、テントの中から一歩外に出ると、

蚊の大群に襲撃されるので、静かにテントの中で宴の準備です。

今回の夕食は豪華で、サラダにカツ丼でした。

 

おやすみなさい。


櫛形山&源氏山

2018-07-13 11:12:41 | 日本二百名山

2018年7月8日(日)

 

アヤメで有名な山、

そして山梨百名山であり、花の百名山でもある櫛形山へ。

今年は、櫛形山のアヤメを観に行くぞぉ~。

登山口に入って直ぐに、キバナノヤマオダマキが綺麗に咲いていた。

霧がたち幻想的な雰囲気だった登山道。

櫛形山までは、まるでハイキンコースのような緩やかな道が続き

あっと言う間に、櫛形山山頂

富士山もどうにか拝めた。

 不思議な雰囲気が漂う森。

何百年の年月が経過しているのだろうか、面白い形の杉だ。

アヤメ平

ギリギリセーフで、何とか間に合ったアヤメ。

以前は、もっと多かったらしいが、年々減少しているらしい。

その他には、色々な可愛らしい花が沢山。

裸山山頂。

山頂から雲に隠れた南アルプスの山々。

シダの海。

ここにも居ました、キバナノヤマオダマキ

最初にハイキングコースの様な、道をダラダラと歩いていたので、

このコルからのアップダウンの連続に少々うな垂れ、

無事に駐車場に到着。

山梨百名山を歩いている山友さん。

櫛形山の近くにある、源氏山にも登りたいって事で、

足馴峠から源氏山へ。

特に花もなく、一山登って一気に下り、次の山へ登りついた場所が

源氏山。

個人的には、もう二度と登らないだろうなと云う山。

 

 何の印象もなかった山だった。

 

 


紅葉最前線 栗駒山

2017-09-27 22:24:56 | 日本二百名山

2017年9月27日(水)

 

数年前から紅葉の時期に一度登ってみたい!と思っていた栗駒山。

例年より一週間早いらしいが、まさに今が旬の紅葉。

いわかがみ平の駐車場は、平日なのに満車状態。

下山後の温泉施設に置いてあった岩手新聞にも、

栗駒山の紅葉が載っていたので、紅葉見物の方々も多かったのだろう。

いわかがみ平~東栗駒山~栗駒山~中央コース

秋田・岩手・宮城県の県境にある栗駒山。

天気は今一期待出来なかったが、雨に降られる事なく登れることが出来た。

そして、新しく購入したコンデジでの撮影。

どんな風に写真に収まるのか楽しみだ。

コンデジの使い勝手が良く分らないまま、試行錯誤で撮影。

まっ、こんな感じかな?

二百名山 栗駒山頂

山頂から中央コースで下山

栗駒山の紅葉は有名だが、ホント見事な紅葉でした。

来年も来よう!今度は他のコースから・・・。

遠路遥々、来て良かったと思える程の紅葉真っ盛り。

中央コースの下山は、駐車場まで石畳の為 結構しんどかった。

最後までGPSが上手く作動してなく、下山の軌跡がないっす。


200百名山 御座山

2017-05-22 21:40:20 | 日本二百名山

2017年5月9日(火)ー10日(水)

 

200百名山である御座山(おぐらやま)へ

コロコロと変わる天気予報に振り回されたが、予報では10日は回復傾向との事で予定通り決行。

八ヶ岳を眺め、

翌日登る、御座山(おぐらやま)を車窓から眺め、

御座山登山口にある「長者の森」でコテージを借り、前夜祭。

途中のスーパーで、あれや、これやと買出し。

「ちょっと多くない?」

早速、コテージで缶ビール・缶チュウハイをプッシュと開け

「お疲れ様・・・」をし、飲みながら、調理開始。

「油がない!ラードラード・・・」何とか食べられるようになりました。

見かねた男性方はその後、腕を振るってくれ、

その間女性方は、ゆっくり寛いでお食事&飲みが出来ました。 ありがとう、男性方♪

 山の会話を楽しみ就寝。

 

 翌 10日(水)

外は雨模様、コテージで待機。

やっとこそ雨も上がり、森林交流センターの横にある駐車場に車を停め、スタート。

雨上がりの幻想的な雰囲気の中、山の中へと入りこむ。

 

 シャクナゲの下に蔓延る、白いモヤモヤの苔。

海藻にも似ているが、シャクナゲのピンクの花と白い苔のアングルも結構いいかもね。

人の気配を感じない「もののけの森?」

幻想的にも思えるし、見てはいけないものを見てしまいそうな雰囲気でもあります。

一人だったら・・・ヤバクない?

小さな小さなスミレが、穏やかな気持ちにさせてくれます。

そして幻想的かつ、憂鬱な登山道からシャクナゲロードへ、

しかしこの時期まだシャクナゲは咲いてません。

この後、延々と続くシャクナゲロード、咲いていたら心身共にウキウキ状態だったでしょう♪ 残念。

見晴台・前衛峰、真っ白で何も見えない。

小屋を経由して、御座山へ。

期待通りには行かず、ガスの中。

昼食しながら時間潰しするも、一向に展望は望めず 諦めて下山。

あーぁ・・・、ガックリ(*´Д`)=з