2022年5月4日(水)
中倉山&沢入山へ
孤高の一本ブナを観に行こう♪
GWの山旅の一番のメインは、足尾にある中倉山~沢入山。
この山を知るきっかけになったのは、数週間前に山友さんが登って、
稜線歩きが凄くいい山だったよ!って、教えてもらい早速登ってみることに。
この山は「孤高の一本ブナ」が有名だそうです。
「孤高の一本ブナ」とは、足尾銅山の精錬所からの有害な煙を浴びた結果、
草や樹木が消滅してしまい、そんな過酷の中で稜線の1本の木だけが生き残り「孤高の1本のブナ」
と称されたようです。
ただ、この山は昭文社の「山と高原地図」には、掲載がなく、
yamapにはしっかり地図の掲載があり、yamapの地図が頼りになりました🤗
旧足尾銅山の跡地を眺め、松木川沿いを走っていくと、
銅親水公園の駐車場へ。
昭文社の「山と高原地図」には、掲載がないのに次から次へと車が入ってくるのにはびっくり😮
知る人ぞ知る山なのか?地元では有名な山なのか?
あっと言う間に満車となり、後は路駐でした。
銅親水公園の中にトイレもあったのですが、朝が早かった為か鍵が掛けられていて
トイレは使用できませんでした。
足尾銅山手前のバス停前の公衆トイレを利用するといいでしょう。
気持ち良い渓谷沿いを数分歩き橋を渡って、
登山道へ入る新緑の林道を40分程歩きます。
青空に新緑が眩しかったです。
一般ルート手前の尾根のバリルートから登りました。
ヤセ尾根の急坂続きでガレ場があったり、一部崩落している場所があったりと、
なかなか難儀で下山には絶対に使いたくないルート。
見上げると結構憂鬱になりましが、風通しは良く、
途中の山腹には、山ツツジ?レンゲツツジ?なのか、硬い蕾のツツジに目を引かれ、
こんな過酷な条件化のなかで、リンドウが一輪咲いていたのにはびっくりしました。
この先、山野草を見ることはなかったです。
尾根を登りきると、踏み跡が薄れしばし途方に暮れるが、
目印であるローソク岩方面へと登りつめていき、少し樹林帯を登ると
視界は一気に開け爽快な景色に目を奪われ、
日光白根山や眼下には先程歩いてきた松木川も確認できます。
ローソク岩正面から、左へと進む巻道に入ると踏み跡も明瞭になり、登山道へと飛び出しホット一安心😀
( ´ー`)フゥー...。
そして中倉山山頂を経て、
さらに歩いてゆくと笹薮の中に大きな木が目に留まり、
おぉ~あれが噂の「孤高の一本ブナ」か…。
確かに周りにはこの木以外何もありません!なので特に目立ちます。
周りは草原になっておりランチタイムをしている人が多かったですけど、
我々は先の沢入山まで登ってみる事にしました。
個人的には、こんな大草原の中でのんびり!まったり!ランチタイムも悪くないかな?とも思いましたが、
折角ここまで登り詰めてきたので、沢入山まで登らないと勿体ないよね!そんな気持ちで…。
沢入山までは気持ちの良い稜線歩きで、男体山や日光白根山に皇海山も眺められラッキー😁
沢入山到着
沢入山山頂から少し下ると、ここにも気持ちのよい草原が広がり、
ランチタイムには最高の場所。
各自で持ち寄った食べ物を食しながらひと時を寛ぎました。
白根山や燧ケ岳
皇海山へ繋がる尾根、大きなザックを担いで縦走している人も居ました。
のんびり寛いだ後は下山です。
登っている時は気がつかなかったけど、アカヤシオの木があり、
まだまだ硬い蕾でしたけど、数輪咲いていたよ。
切り株の中にはフクロウさん😄
孤高の一本ブナまでの稜線歩きは、格別なものがあり噂通り良き縦走路でありました。
この山ホントお薦めです。
孤高の一本ブナを過ぎると後は下山のみ。
一般ルートの下山は長かった😆
バリルートの方が登りは急登もあったりしたけど、一般ルートの登りより楽だったかも?
中倉山登山口まで無事下山。
後は長い林道歩きのみだ。
良く見ると林道脇には沢山の山椒の木があり、
新芽を摘みながら歩いていたら、長い林道歩きも苦にならずにすみました。
翌日山椒の佃煮を作り、美味しかった😀
天気に恵まれたGWをありがとう♪