医師の偏在が顕著となってきており、とりわけ、地方公立病院では、産婦人科、小児科、麻酔科などの医師を確保するのが非常に難しくなっています。
考えてみれば、今、どこもかしこも医師不足で就職先はいくらでもある中で、『ド田舎、超多忙、高い訴訟リスク、収入は他と同じ』という最悪の条件で、いくら熱意をもって人材集めに全国を駆け回っても、絶対にうまくいく筈がありません。
都会のもっとはるかに条件のいい病院はいくらでもあるわけですから、それらの好条件の病院との医師獲得競争に見事打ち勝って医師を確保しようと思えば、何らかのインセンティブが必要なのは当然です。