ムジカ・２７

お若い方々よ
若いうちから
完成を焦ってはいけません

若いうちは
いろいろなことを経験して
勉強を積みなさい

人生について
世間について
まだ何も知らないことを自覚し
謙虚に人に頭を下げて
忍耐強く励んでいきなさい

幼児的なプライドは
まだ小さくて弱かった自分を
守るための杖です
大きくなってきたらもう捨てなさい
いつまでも大事にしていたら
世間への不満をためこんで
嫌なことばかりする
嫌な大人になる

いつまでも
子供のように甘えたがる
未熟な大人になってしまう

本当の大人は
みんなのために喜んで働く
大人のプライドを持ち
神に人に学んで
自分を豊かにしていくことを
喜ぶものです

時には耐え難いことにも耐え
鋼のばねのように
自分を強くしていきなさい

ベクルックス・７９

女性たちよ
神に向かう時は
魂の光に薄絹をかぶせ
自分を抑えて
恭しく頭を下げなさい

自分をむなしくし
神の光と心で満たし
神のために
すべての愛のために働くと
静かに歌い上げなさい

そうすればあなたがたは
輝くばかりに美しくなれるだろう
神がこの世に記した
愛の約束として
だれもがあなたがたを見て
愛の幸せを知るだろう

神の心を受け
神をこの世に表し
すべての幸せのために
この世を美しく整えていく
その使命に働く時
女性は愛そのものとなって
この世を明るく照らすことができるのです

ルナ・６９

つらい時
神の名を呼ぶ
情けない自分の失敗を
思い返す時
神の名を呼ぶ

ああ
神がいて下さる
何と幸せなことだろう

故郷を離れ
遠い地平を旅する時
神の名を呼ぶ
無知無明の闇と戦うために
愛の旗を振る時
神の名を呼ぶ

心は常に
神とともにある
何と幸せなことだろう

絶望が支配する世界に
愛を届けに行く時
神の名を呼ぶ
迷いの目をした人間に
否定され拒絶される時
神の名を呼ぶ

神が
わたしを見ていて下さる
何と幸せなことだろう

サビク・７７

糞で塗り固めた
黄金の城の中で
毎夜宴を張り
小便を飲みながら
こんなことはみんな馬鹿なのだと
酔ったふりをしていきまくのを
やめなさい

つらいことはみんな神のせいだ
神がこんな馬鹿な自分を創ったからだと
闇に濡れた目でぼやくのはやめなさい
すべてを神のせいにすれば
あなたは何の価値もないものになる
すべてを神にやってもらわなければ
何もできない馬鹿になる

ただれた自分の暮らしが苦しいのは
あなたの中で本当の自分が暴れているからだ
こんな嘘ばかりの自分は嫌だと
もう一人のあなたが常に苦しんでいるのだ
そうとも
馬鹿なことをしたのは神ではない
自分なのだと
あなたは心の底でわかっている
ただ余計なプライドにひっかかって
意地を張っている自分を
変えることができないのだと

さあもうやめなさい
そんなに自分を苦しめるのは
間違っていたのは自分だと認め
神に謝り
すべてをやり直していくと誓えば
あなたは楽になる

そうすれば神は
もっとも幸福な人間の道を
教えて下さる
あなたはただその道を
まっすぐに進めばいいだけなのだ

アルテルフ・３６

愛の光で
この世のすべてを
清めあげよ

礼儀も知らず
わがままばかり言って
この世を騒がせる
若い魂に
高い愛の真実を教えよ

うそつきと
どろぼうばかりが
繫栄するこの世の中を
根底から覆せ

逃げることはできない
自分から逃げ続け
自分だけが幸福な
幻の城にこもる馬鹿者を
裁きの庭に引っ立てよ

すばらしい自分自身の
旗印のもと
この世に繁茂する
無知無明の闇と
戦え

人間よ
真の人間よ
進化の扉をくぐり
新たな段階の冒険の旅に
挑戦するのだ

シルマ・３１

善い人間になりたいのなら
悪いことをしてはなりません

あなたは
善い人間になるために
人の顔を盗み
人の心を盗み
陰で悪いことをしながら
善人のふりをして世間をだましている

善い人間になるために
悪いことをする
その激しい矛盾に
苦しんでいる魂を奥に隠して
あなたは善人の芝居をし続ける

もうやめなさい
つまらない芝居など観たくはないと
神が背を向けて行ってしまう
その前に
悪いことはすべてやめて
盗んだものをみな返し
正直な本当の自分に戻るのだ

もう十分にわかっているはずだ
世間にも自分にも
嘘をついているから
苦しいのだと

逃げることはできない
本当の自分をつかみ
その真実の姿を見なさい
神が創ってくださったそのままの
自分の美しさを知りなさい

悪いことをして
善人のふりをしなくても
あなたは元から善い人間なのだ
ただそれを馬鹿と思い込んで
自分で悪いものにしていただけなのです

アンタレス・４７

めぐりめぐる
愛の風を受けて
飛べ
自由の魂よ

万年の間
あがき苦しみぬいてきた
迷いの闇を脱ぎ捨て
真正の自分の光を勝ち取れ

おまえは
すばらしいものだ
神がこの世に生み出した
黄金の自分だ

目覚めたものよ
さあ何をする

神が下さったその自分と
自由の翼を使い
自分にしかできない自分を
思う存分にやれ

冒険の海を飛び
試練の山を越え
身の内からあふれてくる
愛に導かれるまま
すべての魂を救うために
その自分を実行するのだ

アルデバラン・７０

もう二度としないから
助けてくれと
馬鹿が糞に溺れて
泡を吹きながら言う

助けてやらぬでもないが
その前に気づけ
おまえは泳ぐことができるのだ
そこから抜けることができるのだ

おまえが溺れているのは
自分には何もないと
思い込んでいるからだ
それは神が創った自分というものを
あからさまに馬鹿にすることぞ

神を信じよ
神はおまえを
すばらしいものに創った
百海の波を乗り越えていける
強いものに創ってあるのだ

自分の腕を伸ばし
自分の足を踏ん張り
自分の意志で
その糞の海から出てこい

そうすればおまえは
予想以上に大きい
おまえ自身と出会うだろう
愛に燃え
美しい目的のために生きていく
すばらしい自分自身を発見するだろう

ジュピター・８

宇宙開発をやめなさい
宇宙開発をやめなさい

人間は月に行ってはなりません
そこは
地球とは違う神々の住む
麗しい聖居
月はただの物体ではないのです

あさはかな人間の知恵に驕り
偉そうな態度で
月を踏み荒らすことは
月の神々に対する
あまりにも大きな無礼なのです
人間の罪が大きく膨らむ

月に行ってはなりません
汚いものを投げ入れてもなりません
それは偉大なる人類の英知などではなく
この宇宙に流れる
愛の秘密について
何も知らない馬鹿がやる
あまりにも愚かな罪なのです

宇宙開発をやめなさい
宇宙開発をやめなさい

大枚の金をつぎ込んで
人類の未来に大きな影を投げかける
馬鹿をやっているのだということに
あなたがたはいつ気づくのか

宇宙開発をやめなさい

ヴィンデミアトリックス・７２

馬鹿者よ
嘘でできた幸福が
壊れるのを恐れて
神に噛みつくのではない

神はおまえに
本当の幸福を
教えようとしているのだ

愚かな虚栄心や
肉体の感覚を喜ばす
馬鹿らしい幸福ではなく
永遠の魂の幸福を
教えようとしているのだ

嘘で生きている自分を脱ぎ捨て
本当の自分をつかみ
人間の永遠の使命を見つけることが
おまえの本当の幸福なのだと

ゆえに
神がおまえの嘘の幸福を
壊そうとしていても
暴れるでない
暴れれば余計に罪がかさむ
静かに破滅を受け入れ
本当の自分に生まれ変わるのだ