4CATS

この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

永い夜

2007-02-17 01:14:53 | 私の読書日記
今日時間があったので、いつものように目的なく本屋さんを物色した。
入ってすぐに目についたのが、この本永い夜

まず大きさも分厚さもちょっと目立つ。

表紙や帯を見ただけで期待でわくわく。
でも、お金がなかったので、あんまりいい本ではありませんように

な~んて、心裏腹にページをめくります。
殆ど絵、絵、絵なので、このまま立ち読みできるかも。

でも、2,3ページ捲ってみただけで、素敵すぎてびっくり。


内容は、12歳くらいの女の子が、いつものように両親におやすみのキッスをしてベッドに入ります。
だけど、眠れない。眠れなくて考えてしまうんです。この世の不思議について。
そんな眠れぬ夜に彼女の頭に浮かんだ事がたっぷり綴られています。
それは、誰しもこんな子供の頃に一度は考えて眠れなくなったことがあるような事でもあり、でもそれらがもうちょっとバージョンUPして、これまで見たことあるようで、そう見たことない深くてシンプルな絵で綴られている。
最後は、彼女が無事朝を迎えて終わります。

タイトルどおり、永い夜だったわけです。。

立ち読みしてるのも忘れて、彼女と一緒に眠れぬ永い夜を過ごして、そのトンネルを抜け、素晴らしい朝を迎えたような気になってしまいました

作者は、ミシェル レミュー。カナダ在住のイラストレーターだそうです。

もう読んでしまったけど、これはぜひ買おうと思います