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この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

最近はまってる本

2013-11-11 08:28:55 | 私の読書日記
川上弘美熱は冷めることなく、まだまだ読んでいて、最近読んだ「どこから行っても遠い町」は、短編で10編くらいの話があって、同じ町が舞台なので、読んでると、あ、この人、さっきちょっと出て来た人だ、っていう風なとこが何だかとっても面白くて、そしてどの話も甲乙つけがたい程面白い。とにかくすごいよ、川上弘美は。面白いよ、こんなに飾らないのに、ちゃんと面白い、面白くて、切なくて、すごく理解できる、描かれてる恋心とか、いろんなこと。

「ハヅキさんのこと」も読んだ。こちらは7、8ページの本当に短い話なのにちゃんとひとつの話になっていて、当たり前だけどスゴイなあって。
小説だけど、ときどきこれ作者本人のことかなあと思わせる話が入ってて、「だめなものは」っていう話が、この本の中ではとても印象的だった。


さて、川上弘美以外で最近はまってる本は、小学生の図鑑コーナーにある海外の小学生シリーズ。海外の小学生の学校生活、(授業のカリキュラムや、休み時間の過ごし方、宿題、給食のメニュー)をわかりやすく紹介している本で、いろんな国の学校事情がわかってとても興味深い。たとえば、イタリアなんかは50分授業を休み時間なしに一気に3時間分(50分×3)やって、20分休憩を挟んで、またまたぶっ続けで3時間、それから1時半過ぎにやっとお昼ご飯なんだけど、ここで学校終わりだから、帰って食べてもいいんだって。イタリアだから、お昼ご飯は家で食べる人が多いからのこの時間の取り方なのかもしれないけど、果たして集中力はそんなに続くのか??不思議であります。
フランスの学校は休みばっかりだし、ドイツは休み時間はとにかく基本全員屋外に出る規則らしい。ケンカ解決係?みたいなのもあって、興味深かった。今度は学力テスト上位を占める「フィンランドの小学生」を借りてみるつもり。