4CATS

この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

ズバリここ最近読んだ本、見た映画

2017-06-06 12:37:51 | 私の読書日記
今日は涼しい。

久しぶりに窓を全部閉めて家にいる。

何日か前に思った。もし嫌いなものを答えるなら、私の場合、暑い日の湿度=ジメジメが一番嫌いと答えようと。

カラっとした暑さなら大歓迎。でも、日本も年々東南アジア化してきていると思う。それもこれも、温暖化のせいだろう。


ここ2,3週間で読んだもの、見たもの。

「はじめてのエシカル 人、自然、未来に優しい暮らしかた」末吉里花

図書館で偶然みつけて手に取る。エシカルという言葉、聞き覚えはあったけど、読んで初めて知る世界の現状。

オーガニックコットンってよく聞くけど、コットンを作るのに、そんなにも強い農薬が撒かれ、作り手側を苦しめてたこと全く知らなかった。

サッカーボールを5歳くらいの子供たちが縫ってるのも知らなかったし、その大変さ、中には失明する子もいるって。

以前テレビでやっていた中国の縫製工場。某プチプラブランドの洋服を作っているんだけど、その過酷な働かせ方、暮らしぶりに絶句する。

この本は、まずはそういうことを知る一歩になってくれる。


「春にして君を離れ」アガサ クリスティ

大好きな敬愛するアガサ クリスティの殺人は起こらない夫婦の半生を振り返る物語。

探偵小説の女王だからこそ、人間の内面を描かせたら、右に出るものはいないんです。

私は、この時代の世界観も大好きだから、読んでるだけで幸せなんだけど、3人の子供を育て上げ、完璧な主婦を自認する妻が
旅の途中で、普段とは違う場所に身を置いたことで、自らを振り返り、そこに普段は目を瞑っていた真実が見え隠れしてくるんだけど、旅の終わりに、いつもの家に戻ることで、またその真実が遠のいてしまう。

読んでいて、妻ばかりを責める気持ちがあったけど、解説を読んだら、そうか、夫も夫なんだな、と。見ないふりをし続けるのも恐ろしい罪なんだと、事なかれ主義ではいけないし、ああ、でも、と深い深い小説です。


「朝が来る」辻村深月

40代の夫婦は、不妊治療を経て、結局養子をとることに決める。そこにその子供を産んだ母親だと名乗る女性が現れ・・。

物語の半分は、幼稚園に通う子供とママ友とのトラブルが描かれ、これも現役幼稚園ママとしては、妙にリアルで、

後半は、子供が養子に出されるまでの、中学生だった女の子に赤ちゃんが出来、その後の暮らしが描かれる。
こちらもリアルで、物語として読んでいてとっても面白かった。


「彼は秘密の女ともだち」監督:フランソワ オゾン

ロマン デュリス、私は全然ちっとも、いや、ものすごく嫌いなタイプなの。毛が濃くて。

というより、眉毛の濃い、西郷どんタイプの男の人が私は好きじゃない。

そのロマン デュリスが女装癖のある男を演じるんだけど、何キロ体重落としたんだろう、ものすごい痩せて。

でもやっぱり私には不気味で、なんとも、入り込めなかったなあ・・。

「エミリー 悪夢のベビーシッター」

単純に恐い。怖かった。怖がりたかったら見て損はない。


久しぶりにでっかい口内炎が出来ていてここ2週間くらい痛い。