原題が「anything is possible」で邦訳題が「何があってもおかしくない」エリザベス ストラウト著を読んでいる。
勿体無いので、ちょこちょこ読む。
読んでない時にも、心の中で「anything is possible」「anything is possible」と呟く。
何度となく、幾度も、繰り返す。
「anything is possible」の邦訳が「何があってもおかしくない」なのも、また翻訳の楽しいところだなあと思う。この本の翻訳者の小川高義さんの訳はいつも素晴らしい。
短編集で、なんでもない話の中に、人生の真理がある。
これを読んでると、人生に白も黒もつけられなくて、あーだこーだで、そういうのが集まって、どうとも結論づけることなんて出来ないのが人生なんだなあと思う。
きれいにまとめたり、こうなんだって決めつけることなんて出来やしない。
そういうことが心の奥深いところでよおくわかった。
だから、有難くて何度も呟いてしまう。
anything is possible、anything is possible