中学二年生の頃、家のすぐそばにおしゃれで雑多な輸入物のようなものを売るお店が短い間だったけどあって、そこにアンネ フランク似の店員さんがいた。(日本人なんだけどね)
私はそこである掘り出し物を見つけた。
フルーツオブザルームのショッキングピンクのジーンズだ。
2千円だった。すごく気に入ったので、早速買った。
以来、私といえば、そのジーンズというくらいよく履いた。何しろ、中2から20歳になるくらいまで履いていた。
そして、それからそんなにもお気に入りだったジーンズは実家のクローゼットの奥の奥で眠りにつく。
その半永久の眠りから覚めて、今日私はそのジーンズを履いてみた。
買った時から数えたら、およそ30年前の時にタイムスリップした不思議な気分。
でもね、とても残念なことなんだけど、履けなかったの。チャックがどうしても閉まらなくて。
というより、全然そこに持っていけなかった・・。
やっぱり太ったのね、中学生の頃の私よ、本当にさようなら。
太ったのか、歪んだのか、
でもこういうことで、私はもうちょっとお腹周りをどうにかしようと思う。
懐かしいあのジーンズは今しばらく仕舞い込んで、今度は年頃になった娘に履いてもらおう。