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この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

ボローニャの夕暮れ

2011-11-05 14:42:28 | 映画あれこれ
TSUTAYAで何となく気になって手にとったイタリア映画 ボローニャの夕暮れ
たまにしか見ないから、明るくて単純に楽しめる映画、もしくは見てるだけで何となくおしゃれな軽い映画が希望だったのに、つい気になって借りてしまった。

始まりから釘付けだった。
カラーなのかセピア色なのか判別しかねる独特な画像に、第2次世界大戦下のイタリア。ボローニャソーセージで有名なボローニャのことだろうか。

17歳の器量イマイチな娘ジョヴァンナと、娘の通う学校の美術教師の父ミケーレ。妖艶な感じの美しい母デリア。父は一人娘を溺愛していて、いつも娘が幸せでいれるようにとあの手この手で日々奮闘している。

そんな中、娘の親友で学校で人気者の女生徒が何者かに殺されて。



全編を通じて、とにかく父の、娘への愛情が見るものの心を打つ。
親から子どもへの無償の愛。

そこに母親と娘の乾ききった冷たくなってしまった関係と。
そして、夫と妻と。家族とは・・・。

どこにも文句のつけようもないくらいに、いい映画で、悲しいのに、父の愛情のおかげで温かい。ラストもとても納得のいく素晴らしいものだった。

愛があれば、人は、家族はどこからでも立ち直れるものなんだ、そんな希望をくれた映画だった。本当いろんな人にお薦めしたい。


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1 コメント

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Unknown (rinrin)
2011-11-05 15:14:30
私も一番好きな映画です^^
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