五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

うぐいす鳴きました

2007年03月08日 | 第2章 五感と体感
私の住んでいる街は、駅から数分の平凡な住宅地です。
この住宅地は山の尾根と谷戸の路沿いから広がっていき、今では山の北側傾斜にも無駄なく家が建ち並んでいます。私は10数年前に移り住んできた小さな家の新参者です。
住み始めた頃から比べても、大きな変化はないのですが、古い住宅が世代交代で分割で売られ、広いお庭のある家が残念なことに少なくなってきました。
そうはいっても、ツツジが咲き終わる頃と夏の終わりの頃、そして年末に庭師を入れて、庭を整えるお宅がちらほらとあり、そんな風情が心地良く、立ち止まっては庭師の手さばきを眺めることが私のささやかな愉しみの一こまです。

住み始めた頃に、我が家の庭を狸の親子が通ったこともあります。数年前にはハクビシンも。この数年で、狸やハクビシンがひっそりと暮らせるような小さなお山はいつのまにかなくなってしまい、近所の大木のあるお宅も造成され八軒ほどの家が建つ気配です。
そんなわけで、春になり里におりてくるうぐいすは諦めていました。

ところが、です。
本日、ベランダに出て、洗濯物を干していたら、聞こえる聞える!
紛れもなくうぐいすの鳴き声です。

私の初聴きなのか、うぐいすの初鳴きなのか、それはわかりませんが、
「ホーキョケキョケ、キョケキョケ~♪」
歌い方が、なんとなくこんがらがっている感じに聴こえるのですが、それもご愛嬌で、なんとも可愛らしいのです。

啓蟄も過ぎ、土の虫たちもそろそろ顔を出すころ。
鳥や昆虫が賑やかしく活動を始める準備に取り掛かっているようです。

花粉も飛び、憂鬱な方も多いでしょうが、春の日差しに耳を傾けると、うぐいすさんの歌声が聴こえてくるかもしれません。

おたのしみに。
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コメント (2)
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