五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

幸福感のスケール

2011年08月06日 | 第2章 五感と体感
切りの良い年齢を迎え「これからの人生を考えるにおいて何を最優先していくか」と考える機会がこのところ多く与えらています。

若い頃は、自分の目標に条件を付けたりして、背伸びをしながら到達することや我慢することをそれほど苦無く出来ていたように思います。だんだんと自分の身の丈を受容できるようになり、成育史による経験の範疇でのささやかな幸せが何かが見えてくるようにもなってきました。

奇をてらわず、今あることを淡々と、というのが現在の私を支えている概念だし、きっとこれからもそんな感じで生きていければ、それが私の幸福感に繋がると思っています。

吉川英治著の新平家物語には「時を待つ」という言葉が違う表現の仕方で頻繁に現れます。きっと私の気に留まるから頻繁に現れている言葉のように感じるのかもしれませんが、「平家であらんば人にあらず」という時代に負け組の源氏方が時に逆らわず粛々と暮らす中で機を熟していきます。

結果を最優先するか。
プロセスの中で生きている自分を意識することを最優先するか。

時と共に熟していくと、いつしかなりたい自分になるのかもしれません。

自分にとって大切なものを最優先できる思考の余裕が幸福感を導き出すのでしょうし、幸福感を意識した時に最優先するものが見えてくるようにも思います。

☆☆
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